(回答先: お願いします。 投稿者 問題発言者 日時 2002 年 2 月 07 日 12:52:37)
経済学の理論というものは主観的なものです。
まず人間社会をある特定の視点からながめ、自分で勝手に範
囲を定めて設定した「現象」を世界から抽出します。
そして勝手に作り上げた概念(カテゴリー)や抽出された「
現象」を用いてモデル世界を仮設します。こうした概念のよい
例は「企業」とか「資本」です。それらの内容は個人によって
主観的に決められます。
そのモデル世界をさまざまな条件を勝手に設定して、数式や
論理を用いて展開します。
ですから、理論と現実世界のデータとの間には人間(ある特
定の個人)が居ります。理論にデータが直接反映されているわ
けではないし、理論にデータをインプットすれば客観的に正し
い答えが出てくるわけではありません。