「日本政府がタイ国に行った資金協力に感謝の意を表する」
バンコク地下鉄の操車場に日本からの援助に感謝する石碑が立ち、7日除幕式が行われた。
幅4.5メートル高さ2.5メートル。日・タイの国旗の下に「日本国民から」とありタイ語、日本語、英語で感謝の言葉が刻まれた。工事に参加した日本企業のロゴもしっかり張られている。
碑を立てたタイ高速鉄道公社のプラパット総裁は「日本からの資金なしで地下鉄工事は出来なかった」と語り、「延伸線の建設工事も日本の資金と企業にお願いしたい」と式典であいさつした。
バンコクの地下鉄は土木工事は全額円借款で、2200億円が融資されている。世界最大の円借款の碑ではないか、と関係者は話している。
「日本は世界最大の援助国だが海外で感謝されていることが少ない」と鈴木宗男代議士ら自民党外交族から声が上がり、外務省は「日本の援助によるものであると表示する」ことを相手国に求めてきた。
無償援助(返済を求めない援助)には「感謝の碑」が立てられることはよくあるが、ローンである円借款にまで「感謝」を求めるのはやりすぎとの指摘は援助関係者の間にもある。(22:17)
・・・鈴木宗男の「国際感覚」はどうしようもない。
「金を貸してやったから感謝しろ」と石碑の建設を要求するとは、タイ国民を侮辱するにもほどがある。外務省の職員で誰も止める者は居なかったのか。
国際社会に対して卑屈になる必要はない。
しかし人の頬を札束で張り倒すような、こんな傲慢な態度をとっていては世界中に日本の敵を作っているのと同じではないか。
こんな男が政治家でいられる日本ではいつ滅びてもおかしくない。いや、滅ぼしてしまった方が良いかも知れない。