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02/06 08:07 ルムンバ暗殺に責任 ベルギー政府が謝罪と賠償 外信11
【ブリュッセル5日共同】コンゴ(旧ザイール)独立直後の一九
六一年にルムンバ初代首相が暗殺された事件で、ミシェル・ベルギ
ー外相は五日の議会で「当時の政府関係者は暗殺に至った事態に責
任がある。遺族とコンゴ国民に心からおわびする」と言明した。旧
宗主国の「暗い過去」に一定の決着をつけたことになる。
ベルギー政府は賠償代わりとして総額三百七十五万〓(約四億三
千五百五十万円)のルムンバ基金をコンゴに設立、紛争予防や法の
支配強化、教育に役立たせる。
ベルギーの関与は事件直後から指摘されており、議会は一昨年、
調査特別委員会を設置。外交文書や証言に基づいて真相を調査し「
政府に道義的な責任がある」と結論付けた。ミシェル外相はこの日
の発言で、一歩踏み込んで関与を認めた。
☆ユーロ
議会を傍聴したルムンバ首相の長男のフランソワ・ルムンバ氏は
「暗殺で民主化が阻止され、内戦で数百万人が死んだ」としながら
「ベルギー政府の政治的勇気を称賛する」と述べた。
コンゴは「アフリカの年」といわれた六○年にベルギーから独立
。しかし、ダイヤモンドなど鉱物資源が豊富なカタンガ州が独立を
宣言、内戦状態となり、ルムンバ首相は同州内に拉致(らち)され
、殺害された。
ベルギーが真相究明に前向きになった背景には、この問題を決着
しない限り、コンゴなどアフリカ諸国に対する影響力が低下すると
の政治的な計算もあった。
(了) 020206 0807
[2002-02-06-08:07]