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心停止した人の心臓を正常に機能するよう蘇生(そせい)させる国内初の研究計画を、京都府立医科大の北村信夫・心臓血管外科学教授が学内の医学倫理委員会(委員長・井端泰彦学長)に申請し、同倫理委は5日、承認した。研究で蘇生が確認された上、倫理面の問題が将来的にクリアされた場合、心臓死患者からの心臓移植に道を開く可能性もある。
研究計画では、心臓以外の原因で亡くなった人を対象に、遺族へのインフォームドコンセント(十分な説明と同意)が行われた場合に限って実施。拍動が止まった心臓に栄養分や血液を注入し、拍動を再開させる。心臓内の血圧や大動脈から出る血液量を調べながら、血液を押し出すポンプ機能などが回復するかどうかを調べる。
犬を使った同様の実験では出血死の場合、1時間以内なら正常な心臓と同様に機能することを確かめた。
北村教授は1998年、当時在籍していた熊本大医学部でも学内の倫理委に同じ計画を申請したが、この時は基礎実験のデータ不足や倫理的問題を理由に却下されている。(読売新聞)
[2月6日2時18分更新]