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『米証券取引委員会も共犯の「エンロン破綻詐欺」=“国際金融資本ぼろ儲け作戦”の実態』等をお読みいただいていない方で興味のある方は、
http:/www.asyura.com/sora/hasan5/msg/1082.html
を参照してください。
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1・31と2・1午前NHK衛星1で放送された「ABCワールドニュース」は、エンロン破綻問題の続報として、次の3つの内容を報じた。
《ケネス・レイ会長のエンロン株推奨ビデオを公表》1・31放送
● 昨年8月16日に撮影されたもので、社員向けに「エンロン株」を手放さないよう呼び掛けたもの
「株価が下がった今こそ買い時だ。確かに株価は大幅に下落した。エンロン株は、成長株ではなく割安株です」
● このような呼びかけを行ったレイ会長は、その後の5日間で、エンロン株を36ドルで9万3千株で売却し、2百万ドル以上の儲けを得た。
[感想]
自分が売却するための相手(買い手)を確保するために、平気で嘘をついた。
ここまで暴露されても、レイ会長は無傷だし、ブッシュ政権も支持率を落とさないというのは面白い。
《エンロン取締役の実態》2・1放送
● エンロンの取締役たちは、異例の事業計画について詳しい説明を受けていた。
エンロンが破綻する原因と言われている負債をパートナーシップに移す取引について、“全米で最も有力な財界人たち”が名を連ねていたエンロン取締役会で説明が行われていた。
● 取締役のうち11人が、2年間でエンロン株の売却により、3億1千万ドルを稼いでいた。
[感想]
売却額ではなく、売却益で3億1千万ドル(約412億円)です。
単純に11で割ると、一人当たり37億円の儲けです。
● 他の取締役も恩恵をこうむっていた
ウェンディ・グラム(夫は連邦上院議員)は、大学に経営に関わっており、エンロンから5万ドルの寄付を受けた。
英国人ウェイカム卿はコンサルティング料として、約1千3百万円を昨年1年で受け取っていた。(取締役の報酬とは別)
● 1999年6月の取締役会の議事録
これに、取締役に対し、負債を隠すためにパートナーシップを組むという説明の記述がある。
● ABCのまとめ
取締役たちは、弁護士やコンサルティング会社が進めたもので、重要部分の説明は受けていないと主張しているが、取締役が本来の高額な報酬とは別に様々な利益供与を受けていれば、CEOなどの監視をすることはできないだろうと結んだ。
《エンロン幹部は今なお社用ジェット機使い放題》
● 従業員全体がエンロン株に投資されていた(無理矢理100%)401Kで10億ドル(約1,350億円)の損失を被った。
[感想]
エンロン従業員だけで、国際金融マフィアに10億ドルも巻き上げられたことを意味する。
● エンロンの幹部は現在でも自家用ジェット機を使用している
現在でも2機の社用ジェット機があり、破綻後も、ニューヨークやワシントンとの往復に8回それを利用している。
ニューヨークで開催された会社更生のための諮問会に出席するためにも利用した。
ヒューストンからニューヨークはエコノミークラスであれば365ドルで行けるが、社用ジェット機であれば経費が数万ドルかかる。
[感想]
見栄を張ってファーストクラスで行っても、1500ドル程度だろう。
この事実に対して、あるアナリストは、「豪勢な活動スタイルを変えていない。パーティは終わったのに、誰もそう教えていないようですね」とコメントした。
401Kで損を被っただけではなく首まで切られた従業員は、この話を聞いて怒り心頭だとのこと。
さらに、社用ジェット機は私用にも使われており、疑惑の自殺で死んだ元副会長の葬儀にも利用された。
● レイ会長の社用ジェット機に対する見方
既に売却されたがレイ会長の社用ジェット機は4,500万ドル(約6億円)のもので、ビジネスだけではなく私用にも利用していた。
2000年だけで、個人目的で334,179ドル(約4,500万円)の社用ジェット機経費を使っている。
かつて、ABCがレイ会長に社用ジェット機の個人使用について、「会社の従業員がどういう思いになるとお考えですか?」と訊ねたら、レイ会長は、「幹部は、自分もそうなりたいと考え、よりいっそう頑張るのではないかな」と答えたという。
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★ アメリカの支配層は芯から腐っているという感じです。
大金持ちが慈善活動と言って財団から寄付をしたりするのも、税金逃れのためです。そのため、自分の稼ぎは財団にすべて入れてしまいます。
しかし、これだけ色々なことが暴露されているのに、暴動が起こるわけでもなく(ヤバイ!今じゃすぐ射殺ということになりかねません)、ブッシュ大統領の支持率もホントかウソか高いままっていうのは不思議です。