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(回答先: 左翼主義なるもの 投稿者 student 日時 2002 年 2 月 01 日 14:38:46)
宮崎学や橋本治は、左翼主義だとは思えません。
左翼っぽいアナーキーや左翼っぽいデカダンスという感じですが...。
それらは、けっして悪いという意味ではありません。
「在日」の問題は、明治維新以降の「日本の近代」そして「恥辱の敗戦占領」をどうどう捉えるのかという問題と同じ基軸で捉えるべきだと考えています。
その問題を論議するなかで、「在日」の問題も論議され、少しはまとま方向で解決されるのではと思っています。
障害者問題は、近代価値観の一つであるヒューマニズムや平等主義と関わっていると考えています。
抽象的な人という存在はいないのです。
一人一人別の生き物です。差異のなかで共同体や社会は成り立っています。
目が見える人もいれば、目が見えない人もいる。歩ける人もいれば、歩けない人もいる。時代時代の美意識のなかで、不細工だと思われる人もいれば、きれいだと思われる人もいる。
“障害者”という言葉は好きではありませんが、ある行為をするときに、厄介な目に合う人とすんなり出来る人がいます。
厄介な目に合う人をかわいそうだとは思いません。
共同体や社会(国家)は、厄介な目に合う度合いを減らす措置をすすめる努力をすべきだと思います。(道路横断の手段として横断陸橋がこんなにある社会は日本以外には見られません)
目が見えない人は、私には見えないものが見えているかも知れません。
歩けない人が、私より広い世界を知っているかも知れません。
楽しくても、辛くても、一人一人で生きて死んでいくしかないとも思っています。
何を幸せと思い、何を不幸だと思うかは、人それぞれです。
私は、以上のようなことから、近代的価値観であるヒューマニズムは嫌いです。