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小学生にアラブ文化紹介 重信メイさん
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日本赤軍最高幹部の重信房子被告=殺人未遂などの罪で公判中=の長女で、中東のレバノン・ベイルートで生まれた重信メイさん(28)が15日、藤沢市立鵠沼小学校の6年1組の授業でパレスチナの子どもたちのことを語り、アラブ料理の作り方を教えた。アラブ諸国を転々として、パレスチナの難民キャンプで暮らしたこともあるメイさんは「日本とは違う世界と文化があることを知って欲しかった」と語った。
メイさんは特別な自己紹介はしないで、「アラブ人って知ってますか」と話しかけ、アラビア語で「パレスチナ」と黒板に書いた。筆順が右から左だ。
1組の担任の名取弘文先生(56)が、異文化理解の一助に招いた。日本とパレスチナの子どもたちのどこが似ていて、どこが違っているかをメイさんは話した。
「戦争の中で生きている子たちだから、体を鍛えるクラスもある。けが人をどうやって助けるかも重要な科目です」
メイさんは「夢ってありますか」と問いかけて、パレスチナの子どもたちの夢を挙げた。医者。看護婦。戦士。「私も小さいころ、この三つになりたかった」
パレスチナ問題の概略を話した後、イスラエル軍の犠牲になった子どもたちを写したスライドを見せた。「日本は戦争の危険がないからうらやましい、とパレスチナの子どもたちは思うはず。どうしたら、こういう平和な生活が続けられるか考えて欲しい」と、講義を結んだ。
この後、会場を移して、油やバター、香辛料をふんだんに使ったアラブ料理を子どもたちや保護者と一緒に作った。
メイさんは「同じ年代の子どもたちのことを知って、日本人として助けてあげようという気持ちになってもらえればうれしい」と話していた。
(12/16)