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内科学会がガイド作り
「科学的実証が万全ではない」と否定されることの多かった伝統医学、健康補助食品などの「代替医療」について、日本内科学会は、どれだけ効果があるのかを一つひとつ検証し、ガイドブックにまとめる作業を始めた。抗がん剤など西洋医学による治療を終えた患者らの間でニーズが高まっており、医師も無視できなくなった形だ。来春までに完成させ、正しい情報を患者に提供する。
ガイドブック作りを進めているのは、日本内科学会の認定専門医会内に昨年新設された代替医療委員会(委員長、渡辺賢治・慶大医学部助教授)のメンバー約30人。
代替医療は現在、医療機関で一般的に行われている西洋医学以外の治療を指す。英語の「オルタナティブ・メディスン(もうひとつの医療)」の訳で、中国など各地の伝統医学から、プロポリスなどの健康補助食品、音楽療法や心に働きかける療法など様々だ。
今回の検証作業では、それらの効果に関する評価文献を集め、評価の方法や根拠がどれぐらい科学的かによって6段階に分類することで、効果や有害・無害の信頼度の目安にする方針だ。
渡辺助教授は「患者から市販の健康食品を食べていいかと聞かれることが多くなった。患者が自分で治療を選択する時代になり、医師も『わからない』では済まされない」と話している。