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テロ国家アメリカとそれを支援する世界
2001/12/31
戦場を探しつづけるアメリカは、次はソマリアを攻撃しようとしている。
世界はアメリカに逆らったら攻撃の対象に;なるらしい。
攻撃の口実は、またまた”ならず者国家”と”テロ支援国家”。
しかし、好戦的なのはアメリカではないのか?
先日、NATO本部で米軍幹部が西欧諸国の政府高官を集め、定期的な状況説明会議を行
った。
会議後、ドイツの高官が「次はアメリカはソマリアを攻撃しようとしている」と漏ら
し、ラムズフェルド国防長官は怒った。
アメリカはソマリアにアルカイダがいるので、テロ組織をかばう国家として攻撃しよ
うというのだ。
しかし、欧米の多くの軍事専門家筋はもうソマリアには、現在はアルカイダは存在し
ないと言っている。
ブッシュはアメリカの歴代ライフワークとしてイラクを攻撃したかったらしい。
しかし、イラクから多くの石油を輸入しているイギリス・フランス・ロシアはそれに
反対の態度を取った。
そして、イラクの代わりに選んだのが、ソマリアということらしい。
ソマリアは現在、国連の監視の元に国家再建を目指している。
しかし、そこにアメリカは以前から、ソマリア反政府ゲリラに資金や武器を援助して
いる。
このどこが正義なのだろう。
ソマリアの攻撃が始まるまでブッシュは、その支持率の維持のためアフガニスタンを
攻撃しつづけるだろう。
そのためには、ビンラディン氏が死んでしまっていては困る。
すでに彼は死んでいるか、捕まっている可能性は高い。
また、ビンラディン氏とCIAが、まだ繋がりがあり共謀しているという見方も有る。
しかし、アメリカ反対勢力など邪魔な者を殺すために、また戦争を存続させるために、
アメリカはビンラディン氏への恐怖をあおりつづける。
アメリカとアルカイダ、どっちがテロ組織なのか?と思ってしまう。
アメリカでは歴代、好戦的な大統領は支持率が高い。
「強いアメリカ=暴力的なアメリカ」と国民が洗脳されているからだ。
人の言うことに耳を傾けず、自国の利益のみに専念し、そのためには虐殺も差別もし、
人道主義・自由主義なぞクソ食らえと言うのが強いと勘違いしているのだ。
無実な人が死んだから、その報復のため、アメリカ人は、何も知らない善意なアフガ
ニスタン人ばかりを何万人も爆撃や飢餓・病気で殺し、これで気がすんだのだろうか?
テロが起きる原因は、差別・偏見・搾取・抑圧・虐殺などだ。
それが怒り憎しみになり、そして復讐心を生む。
真実を考え、原因をなくさなければ、世界は常にテロの恐怖に怯え続けなければなら
ないだろう。
決して貧困だからテロが起きるわけではない。
アメリカなどは金が無いから、金が有る者を妬むと、短絡的に考える。
金を持ったものは、金に心を支配されてしまうらしい。
なんて、哀しいことだろう...
☆「21世紀の苦悩」より
http://www.din.or.jp/~atfox/21seiki13.htm
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☆お年玉としてのおまけ↓
12月31日
『老子』をぱらぱらと拾い読みした。
夫佳兵者、不祥之器、物或悪之、故有道不処、君子居貴左、用兵則貴石、兵者、
不祥之器、非君子之器、不得己而用之、恬淡為上、勝而不美、而美之者、是楽殺人、
夫楽殺人者、則不可以得志於天下埃、吉事尚左、凶事尚右、偏将軍居左、上将軍居右、
言以喪礼処是、殺人之衆、以哀悲泣之、戦勝以喪礼処之
恐ろしいことにこのごろは
こんな常識さえ忘れはじめているんだが、
武器というのは悪い道具──凶器なんだよ。
本当は、
どんな人だって嫌うものなのだ。
だからタオ(道)の命につながる人は
この道具を使おうとしない。
むろん、前にも言ったように
どうしても仕方がない時には用いるさ。
しかしその時でも
最小限度のところにとどめるんだ。そして
勝ったって得意にならない。
得意になるよう者は
人を殺して楽しむようになる。
人を殺して楽しむ者は、かならず
その野望の極みまで行く、
そして国を破滅に導くんだ。
だからタオ(道)につながる人は
戦いに勝った時の祝いを
葬儀のようにするんだ。
多くの人を殺したことを
悲しんで泣くのだ。
まことに
勝利は葬儀の礼ですべきものなんだよ。
(加島祥造 訳)
「海亀日記」
http://pws.prserv.net/umigame/
☆人類は全く進歩してませんねぇ それどころか退化しているようですね
老子せんせも嘆いていることでしょう...