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「狂牛病3」のボードで、武部農水相の“妄言”に対する酪農家の猛反発は紹介されているので、別の角度から武部農水相の“妄言”を考えてみたい。
今回の発言がどういう意図で行われたのかを推測すると、酪農業界の“擁護者”であることを自認している武部農水相のことだから、支援者でもある酪農業界を“勇気づける”意図で発言したと思われる。
しかし、今回の発言で、“業界優先”の武部農水相が、業界の思いをまったく理解できていないという現実を晒してしまった。
政治家は“危機的状況”のなかでこそ真価が問われるとすれば、一般国民に対しても、酪農家に対しても、狂牛病という危機に対してまともな対応が出来ない武部農水相は、政治家として失格であり、そういう人物が、農水相として「狂牛病対策」の指揮を執ることは認められない。
今回の発言が、酪農業界への配慮としてではなく「酒飲み話」として語られたのなら、このアホがで済むのだが...
政治家しかも大臣の重責にある人物の意識が、国民や“支援者である業界”の意識から完全に乖離してしまっているのである。
武部農水相に限ったことではなくそのような政治家の集まりであると考えている小泉政権が、現在のような危機的な経済状況・国際情勢のなかで、日本国の政策を決定している恐ろしさをのである。
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「感染源の特定は大きな問題か」と武部農水相が発言 [朝日新聞]
狂牛病に不安を募らせる農家の声を聞くため地元北海道入りした武部勤農水相は26日、中標津町での意見交換会で、「感染源が解明されないことは大きな問題か」と発言した。根室市での懇談会では「給食に牛肉を出さないのは情緒的」「野党もばか。(農水省の責任問題は)もっと攻めどころがある」。感染源特定にあたる農水省の責任者の発言に、関係者から批判の声があがっている。
意見交換会には、地元の生産者ら約100人が集まった。武部氏は「英国では、10年かけても感染源の特定はできていない。感染源が解明されないことは、酪農家のみなさんにとってそんなに大きな問題なのだろうか」と述べた。
これに先立ち、根室市で、市幹部や経済団体代表との懇談にのぞんだ。武部氏は、牛の全頭検査が始まり、消費者に届く牛肉の安全性は確保された、と強調したうえで、「学校の25%が給食への牛肉使用をやめたまま。それなら牛乳もやめるべきで(こうした対応は)非常に情緒的だ」と語った。
さらに、「野党はばかだ。もっと攻めどころがある。大臣を辞めるのが責任を取ることか」と野党を批判した。
2頭目の狂牛病の牛が出た猿払村を抱える北海道宗谷地方の農協役員は「大臣は一貫して感染源の解明をすると言ってきた。なぜこういう発言をするのか理解に苦しむ。感染源を特定しなければ、対策も立てられないはずだ」と批判した。
(03:06)