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全国の小中学校のコンピューター教室では、夏季になると室内の化学物質の濃度が国の指針値を超える教室が全体の2割に上っていることが、文部科学省が初めて行った学校施設の実態調査でわかった。
建材に含まれる化学物質が原因で、頭痛やめまいなどの症状が起きるシックハウス症候群が問題になっている折だけに、同省は、学校施設内の化学物質の基準値を設け換気の徹底などを求めていく考えだ。
調査は、全国の小中学校50校を対象に、夏季(昨年9―10月)と冬季(昨年12―今年2月)において午前、午後の各1回、普通教室や音楽室、コンピューター教室などの内部の空気中に含まれるホルムアルデヒド、トルエンなどの化学物質の濃度を測定した。
その結果、コンピューター教室では、50校延べ90教室のうち2割に当たる18教室が夏季になると、合板の接着剤の成分であるホルムアルデヒドの濃度が、健康に影響が出ないとされる厚生労働省の指針値(0・07ppm)を超えていたことが判明した。冬季には超えた教室はなかった。
同省では、指針値を超えたコンピューター教室はIT教育の普及を受け、ほとんど新設されて5年以内の所ばかりだった。
しかも、コンピューターの維持管理上から空調が必要なため、閉め切って利用することなどが原因とみている。
(12月26日14:35)