投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 08 日 19:28:56:
12/08 16:01 「エイズ治る」と幼女襲う レイプ急増の裏に迷信 外信57
【ヨハネスブルク8日共同】南アフリカで幼女や少女を狙ったレ
イプ事件が急増している。「処女とセックスをすればエイズが治る
」という迷信が背景だが、一歳にも満たない赤ん坊さえ犠牲になり
、レイプ犯に対する刑罰として死刑を求める声も上がっている。
南ア国民を驚かせたのは、十月に発生した生後九カ月の女児に対
するレイプ事件。六人が逮捕され、翌月の公判に際し、日刊紙スタ
ーは被告らの顔写真を一面に大きく掲げた。
また、今月初めには、今度は生後五カ月の女児が二人の男にレイ
プされる事件が発生、アパルトヘイト(人種隔離)撤廃後に廃止さ
れた死刑復活の是非まで議論されるようになった。
昨年の南アのレイプ発生率は人口十万人当たり一二○・一件で世
界最悪レベル。エイズをめぐる迷信が状況をさらに悪化させており
、著名な人権擁護活動家のヘレン・スズマンさんは日刊紙シティズ
ンへ寄稿し「少女や赤ん坊をレイプする男たちの多くはエイズウイ
ルス(HIV)感染者で、言語道断の行為によってそれが治ると信
じているのだ」と指摘した。
世界最多のHIV感染者を抱え、国民の九人に一人が感染してい
るとされる南アでは、レイプ被害を受けた女の子たちがエイズ検査
を受けるというやりきれない報道が続いている。
(了) 011208 1601
[2001-12-08-16:01]