投稿者 ごろた石 日時 2001 年 12 月 03 日 20:06:52:
テロ阻止をパレスチナに強く要求−米イスラエル首脳会談 [北海道新聞] 2001/12/03
【ワシントン2日宮口宏夫】ブッシュ米大統領は二日、イスラエルで起きた連続自爆テロ事件を受けて、同国のシャロン首相とホワイトハウスで緊急会談。両首脳は、テロ阻止に向けパレスチナ自治政府のアラファト議長が断固たる措置をとるべきだとの認識で一致した。
ホワイトハウスによると、首脳会談は一時間以上行われ、ブッシュ大統領は、アラファト議長と自治政府に対し、犯行声明を出したイスラム原理主義過激派ハマスの活動家の摘発など「断固たる行動」を取るよう求める姿勢を鮮明にした。また、大統領はシャロン首相に対し、報復攻撃への自制を強く要求しなかったという。
会談に先立ち、ブッシュ大統領は同日、連続テロ事件について「正当化できない殺人行為だ」との非難声明を発表した。
これに関連し、パウエル米国務長官は同日のCBSテレビで「シャロン首相が何をすべきか、われわれは言うつもりはない」と言明した。これまでイスラエルに対し、テロへの報復攻撃を自制するよう求めてきた米政府が姿勢を変化させ、報復を容認するのではないかとの受け止め方も出ている。
首脳会談後、イスラエル政府高官は「イスラエルが自ら決める方法でテロと闘うことを米国は知っている」と語り、報復攻撃を示唆した。