投稿者 ごろた石 日時 2001 年 12 月 01 日 17:57:20:
イラク、米の査察団受け入れ再開要請を拒絶 「人民日報」2001年11月29日
イラク政府当局のスポークスマンは27日、米がイラク政府に大量破壊兵器の査察団受け入れ再開を要請したことについて談話を発表し、国連安保理に対してイラクが受けている軍事的脅威を終わらせるよう呼びかけるとともに、米が軍事的威嚇によってイラクに強制するなら「自らの権益は自ら守る」との姿勢を示した。
同スポークスマンは「イラクは国連安保理の第687号決議の規定を完全に履行した。国連大量破壊兵器廃棄特別委員会(UNSCOM)のエキウス委員長も1995年に査察活動の95%が終了したことを発表したが、活動は未だに続けられている。その間に、国連査察団も安保理決議違反の証拠を発見していない」と強調した。
1998年末の査察中断について同スポークスマンは「イラクは国連査察団の排除は行っていない。安保理も査察団の撤退を命令しておらず、米国の圧力によって撤退しただけだ」と指摘し、国連決議に違反しているのはイラクではなく、米英側だとの考えを強調した。