投稿者 MASA 日時 2001 年 12 月 01 日 01:12:20:
(回答先: Re: 情報戦も戦闘のうち 投稿者 のろ 日時 2001 年 11 月 30 日 10:04:34)
戦闘・爆撃での死者数の実態はわからないというのが現実だろう。アメリカの空爆
以来のタリバン兵の死者はこの阿修羅掲示板でも6000人以上(タリバン発表)と報道
されている。タリバンだって実際の死者の数は把握していないだろう。6千人程度かも
しれないし6万人かもしれない。一般的には戦時には味方の被害は最小値(確認さ
れていて誤魔化しが不可能な数)を公表し、敵の被害者数は最大値(期待された被害)
を発表する。味方の士気が失われるのを防ぎ戦果を誇るためで、これは旧日本軍でも
米軍もタリバンも同じだろう。これだけの爆撃、北部同盟との激しい戦闘だ、もう3万人
位のタリバン兵が犠牲になっているだろうと私は推測している。
一般アフガン人の死者はどの位か。アメリカの空爆による直接的犠牲者と共に、難
民化などによる犠牲者(餓死・病死・対人地雷などによる犠牲者)は? アフガニスタンは
記録されている限り最悪のかんばつ(この3年)による食料不足に見舞われていて
国連やNGOでは援助を行っていたが米軍の空爆で中止されている。米軍の空爆や
北部同盟などとの新たな戦闘で難民化したアフガン人も多い。どの程度の犠牲者が
出ているか、もう既に万単位の死者が出ていると私は推測し、冬を迎えれば十万人
単位に膨れると推測する。確かにこれらは私の推測に過ぎない。アメリカ主導のマ
スコミもタリバンもこのような報道(推測)はしないだろう。
今年の夏は日本も観測史上最悪の猛暑に襲われた。アフガニスタンも酷い旱魃
(かんばつ)。CO2増加との関連は定かではないが、可能性としては大きい。最大の
CO2排出国でありながら世界のCO2排出規制に従わない(自国は被害が無いから)
アメリカが気候変動の最大被害国に追い討ちをかけるような空爆を行うとは、アメリカには倫理と
いうものが無いのか
.テロリストのビンラディンの関係は知らないが、これではテロリストに共感してしまう。