投稿者 あっしら 日時 2001 年 11 月 30 日 12:54:35:
(回答先: 情報戦も戦闘のうち 投稿者 MASA 日時 2001 年 11 月 29 日 23:57:46)
>米軍やイギリス軍はそれを阻止できず、逆に荷担しているのだろうか。
昨夜のCNNニュースで、マザリシャリフの現場近くにいるCNNの記者が、「捕虜は400人以上が死亡したことは確かだが、そのほとんどは米軍機の空爆で死んだと見られる」と報じていました。
私は、ABCニュースの「死んだ穂量の多くが後ろ手で縛られていた」とCNNニュースの「そのほとんどは米軍機の空爆で死んだと見られる」というアメリカメディアの報道内容から、「マザリシャリフの暴動」は「マザリシャリフの虐殺」である可能性が高いと考えています。
>情報戦も戦闘のうちだからタリバン敗北は明らか。
これについては、情報戦云々ではなく戦闘する前から、対ソ戦と違って、今回の対米戦は現在の状況になると思っていました。
しかし、それは、タリバン政権の実質的崩壊でありタリバンの弱体化であっても、タリバンの敗北や消滅ではありません。
だからこそ、文明諸国家は、タリバン抜きの「暫定政権」を急いでいます。「暫定政権」成立後のタリバンの軍事活動は、テロリストの活動とみなされ、外国部隊が大きな顔をして掃討できるようにもなります。
それでも、後背地としてパキスタン西部地域を持っているタリバン運動は消えないでしょう。
タリバンは、北部同盟と違って、支配地を確保して権益を得るという運動体ではなく、自己が理想とする信仰内容に基づいて生活する人々を増やすということを目的とする組織です。
だからこそ、タリバン支配地域は治安が改善され、今回の戦争でも都市が壊滅するような大惨事を避けて撤退したのです。(タリバンの勝ちに乗ってきた勢力は、今回の戦争で、いち早くタリバンから離反したはずです。それらは、タリバンではなく、各地域の武装集団です)
タリバンが戦いのなかで死んでいくことを無上のものと考えているのなら、マザリシャリフでも、カブールでも、クンドゥズでも、徹底抗戦したでしょう。
以前アップしたように。カンダハルも、反タリバンではない勢力に明渡したほうがいいと考えています。タリバン兵士は武器を捨てれば(信仰を捨てる必要はありません)、ただのパシュトン人になれます。パキスタンからの義勇兵はパキスタンに戻ればいいのです。狙われている幹部は、ビンラディンのように国内で隠れるか、パキスタン西部地域にいる支持者にかくまってもらえばいいのです。今は、いったん後退するときだと思います。
>日本国内・世界で報道される内容でタリバン不利な報道はステルス爆撃機からの爆弾と理解して良い。(空爆は世界中で行われているのだ。)
世界中におっしゃられるような爆弾が投下されています。しかし、それは、タリバンを叩いている爆弾ではなく、まさに視聴している人そしてそこの国家そのものを叩いているのです。
日本のメディアは、自分自身を含む日本国民と政府を叩いているのです。
言わば、”自爆”です。
これは、アメリカでも、ブッシュ政権やその本当の狙いを知った上で政権を支持しているメディア以外にとっては同じです。
タリバンには申し訳ないけど、世界中にばら撒いている爆弾の”質”とは違って、ブッシュ政権にとって、タリバン政権やアルカイダの壊滅はたいした問題ではないのです。