投稿者 しぜん 日時 2001 年 11 月 30 日 05:27:58:
11/28 20:14 朝: 遺伝子スパイ事件受け改善策を報告 理研
朝日新聞ニュース速報
理化学研究所は28日、研究者の採用や研究試料の移転に関する改善策を文部科学省
に報告した。理研の元研究員ら2人が米国で起訴された「遺伝子スパイ事件」を反省し
てまとめた。
研究試料は原則的に研究機関に帰属するとし、研究者による持ち込みや持ち出しの内
部規定を新たにつくる。トラブルを抱えた研究者を採用しないよう、採用前のチェック
体制も整える。
被告の1人の元研究員は99年、米研究機関から理研に移籍する際、自らの試料を無
断で持ち出した疑い。理研を利するのが動機だったとして、今年5月、異例の経済スパ
イ法違反で起訴された。
理研の内部調査では、試料は理研に持ち込まれたものの、使われた形跡は確認できな
かった。
また、もう一人の被告である米カンザス大の芹沢宏明助教授を支援する会のメンバー
らは28日、起訴の取り下げを求める署名を米大使館に提出した。
同被告の弁護団は裁判所に起訴の取り下げを申し立てており、12月17日の公聴会
で、対応が協議される。初公判は来年5月13日の予定。
[2001-11-28-20:14]