投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 26 日 18:10:34:
【CJC=東京】
一九四七年から五六年にかけて現在パレスチナ紛争の最中にある死海北西岸の洞穴から相次ぎ発見された一万五千点にも上るいわゆる『死海文書』が約半世紀を経て全三十八巻の書籍として完成した。
編集責任者のエマヌエル・トブ・ヘブライ大学教授がニューヨーク公立図書館で十一月十五日記者会見し「完成したと発表出来るのは幸せだ。興奮、期待、苦難、多くの批判と少しばかりの称賛の五十四年を経て、たくさんのインスピレーションとさらにもっと多くの汗の助けを借りてついに出版にこぎつけた」と語った。
発見から四十年以上にわたり少数の学者の管理下に置かれ、内容が公表されなかったことで、文書の内容がユダヤ教やキリスト教の教義に重大な変更を迫ることになるからではないか、との憶測も行われた。十年前から、トブ教授のもとで、参加する学者も百人ほどに増やし、今回の出版に至ったもの。
書籍はオックスフォード大学出版会から『ユダヤ砂漠の発見(Discoveries inthe Judean Desert)』というタイトルで刊行される。