投稿者 付箋 日時 2001 年 11 月 11 日 06:37:38:
回答先: Re: 戦争は長引く、というのにタリバン後。わからない。 投稿者 無知人 日時 2001 年 11 月 10 日 07:57:59:
戦後の統治を戦争をまだやっているうちから考えるということについて。
素人なのであまりうまく書けませんが・・・
二つの点があると思います。
一つは、「侵略」ではなく「戦争」といった場合、「正義」のために戦うわけですから、戦争が終わった後、瓦礫の山だらけの街で、放心した人々をそのまま放っておくということは「人道に反する」ということになります。戦争を始めた「正義」の真偽も問われかねません。さらに、放置しておいて、その無法地帯となった地を、「正義の敵」の残党や、他の「正義の敵」などが統治してしまうと、これもまた何のために戦争をしたのだかわからなくなり、そこでも戦争の意味を問われかねません。その意味では戦後のケアは戦争の一部を成しているともいえます。
もう一つは----戦争をした国がたとえ戦後のケアなどをしなくても---「人道上」また「国際治安上」、国連などが主導して再建の指導やサポートなどを行いますが、過去の戦争が資源の確保など、国々の自国の利益確保のためのものであったことを考えればわかるように、そこには様々な国の思惑が錯綜します。(不利益を避ける、というものも含め)
この利益確保を一番行いやすいのが戦争をした当時国、今の場合だとアメリカということになりますが、それを放棄する理由はアメリカには何もないということになります。
ここまで書いてきても釈然としないものが残りますが(「正義」が括弧付きだということをご考慮願います)、今回の「戦争」を抜きにして考えると、今の時代は、或一国の政情不安、また経済状態の悪化などは、他に国々にとっては対岸の火事的なものではすみません。程度の差はあってもかならずその影響を受けます。ですから、戦後の或国の状態というのは、他の国々にとっても重要な政治課題なのです。
それにしても、ほんとに空爆などは必要なのか・・・