ブルッキングス・レポート

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投稿者 SP' 日時 2001 年 11 月 03 日 20:32:51:

回答先: スフィンクスの謎はアトランティスへ続く 投稿者 SP' 日時 2001 年 11 月 03 日 20:31:22:

同じく『超古代文明 奇跡の真相』5章より抜粋。


 ◆ブルッキングス・レポート

 NASAの依頼によって書かれたこの報告書が知られるきっかけとなったのは、スタンレー・マクダニエル教授が行った独自の研究だった。NASAの異常なまでの火星への興味に疑問を抱いたのである。
 教授はさっそく火星の人工建造物のエキスパートであるリチャード・ホーグランドにコンタクトを取った。ホーグランドも、もちろん“ブルッキングス・レポート”という名前を聞くのははじめてではない。ただ、彼が知っていたのは、NASAの発足に当たって大きな役割を果たした文書が存在したという事実だった。
 ブルッキングス・レポートの中では、地球外生命体の存在が明らかにされた場合、社会が受けるであろうインパクトが悲観的なシナリオを基にして論じられている。ところが、ブルッキングス・レポートの正式名称が明らかになったのはごく最近の話なのだ。マクダニエル教授も、ホーグランドも、まさに手探りで資料を探していたことになる。
 アメリカ国内のUFO研究家ネットワークをしらみつぶしにした結果、ホーグランドは、この報告書の正式名称が『平和的宇宙活動とその問題に関する研究』(PROPOSED STUDIES ON THE IMPLICATIONS OF PEACEFUL SPACE ACTIVITIES FOR HUMAN AFFAIRS)であることをつきとめた。ホーグランドが次に当たったのは、議会にコネのある人物だった。この人物は“マーズ・オブザーバー計画”にも参加しており、ワシントンDCとのつながりも深い。彼が首都から得た情報によると、オリジナルの文書はすでに政府内では保管されていないという。ところが、文書の内容そのものは拍子抜けするほど簡単に手に入れることができるのだ。州立レベルの図書館に行けば、どこでも見ることができるという。これほど衝撃的な内容のレポートにもかかわらず、その保管体制はずさんと呼ばれても仕方ない。こうした経過で、ブルッキングス・レポートの全文が日の目を見ることになったのである。
 一九六〇年一一月三〇日、ワシントンDCに本社を置くブルッキングス・インスティテューションの代表者ロバート・C・カルキンスは、二六四ページからなる報告書をジョン・A・ジョンソンに提出した。ジョンソンは当時NASAの長期研究プログラムに関する小委員会の委員長職にあった人物だ。レポートに添えられた手紙の中で、カルキンスは自分が提出する報告書が一九五八年制定の航空宇宙法に基づいて作成されたことをうたっている。彼が特に強調していたのは、一〇二のC、Dという両項目だった。これらの項目は、長期的な研究目的としての宇宙における活動を、平和的かつ科学的に遂行する利点と問題点が語られている部分である。
 ジョンソンに宛てた手紙の中で、カルキンスは下院宇宙局の提示と合致した研究課目の選定の難しさについて語っている。宇宙空間の平和的利用は、社会・経済・政治・法律・外交という側面を統合的に判断して進めていかねばならない。さらには、民間からの協力なしに研究を遂行することは事実上不可能である。大学や防衛産業から優秀な人材を確保すべきである、という具申もされている。
 こうした経緯に注意を払ったのか、報告書はブルッキングス・インスティテューションの関係者のみで作成されたのではないことも強調されている。実際、ごく初期段階で二〇〇人以上の専門家の意見を聞いたという事実が明記され、多くの専門家によって中間討議が行われたということについても詳しい説明がなされている。
 報告書作成にあたっては、ニューヨーク大学やシカゴ大学をはじめとする学術界のトップ、国連関係者、そして最先端の防衛技術を研究している産業界のトップが参加していた。
 当時最高の頭脳が集まった科学プロジェクト、それがブルッキングス・レポートの作成だったのである。

 ブルッキングス・レポートは、以下のような構成になっている。

 一、委員会の目的と計画遂行のための方法論
 二、衛星通信システムおよび気象予測システム(気象コントロールシステムを含む)
 三、技術開発の副次的産物
 四、政府の役割(人的資源の確保、各政府機関の連携体制確立、顧問機関の設置、政策立案)
 五、対内外政策(宇宙政策の適用についての方策も含まれている)

 報告書の全体的印象としては、きわめて平易な言葉で書かれた指針といった性格が打ち出されているが、これは意図的に行われたようだ。しかし『社会との関わり合い』という名がつけられた項目の内容は、非常にショッキングなのである。
 報告書内の問題の個所は、次のような文章で始まっている。
“昨今、電波望遠鏡を使って地球外生命体が発するメッセージを発見しようとする手法(SETI=地球外文明探索計画のことを指している)が頻繁に行われるようになった。こうした試みから、地球外生命体が発見された際に人間が受ける衝撃というのも、ある程度確立された概念となっているのが事実である。太陽系において知的生命体にきわめて近い存在、たとえ技術的進歩は遂げていなくとも、高度な知能を有する生命体が存在すると唱える学者も多くいる”
 まさに書き出しの部分からある事実に対しての言い訳を探すかのような文章の流れである。さらに続く文章はまさに衝撃的な内容だ。
“……月や火星、そして金星に関する研究が進むにつれ、知的生命体によって建設された人工的な建造物が見つかるということもあるかもしれない。そして、向こう二〇年間の間もし何らかの方法でコンタクトを取ることに成功したとしたら、その方法は電波を使ったものである可能性がきわめて高い。そして電波によるコミュニケーションが成功したとすれば、地球外生命体が少なくとも地球の科学と同等のレベルまで達しているという証拠にもなる”
 冒頭で書いたが、この報告書が提出されたのは一九六〇年である。その時点で、「人工の建造物が見つかるかもしれない」というきわめて具体的な書き方がされているのは不自然ではないか。そして、二〇年間という具体的な数字が挙げられているのは、報告書が書かれた時点である程度のパラダイムが完成していたということを示唆するにほかならないのだ。報告書は、実際に知的生命体と人類が遭遇した時のことまでが想定されている。
“宇宙空間に知的生命体が存在するという事実が確認されれば、それがきっかけとなって人類全体の連帯が強まるかもしれない。これは人類の一体感、あるいは古代から脈々と受け継がれてきた「部外者は脅威である」という大原則的仮定に立っての予測である。
 ……知的生命体が発見されてから何年かは両者の間に沈黙が流れるだけといった状況が予想される”
 地球人類と知的生命体の間に流れる沈黙という表現など、まさに映画『インディペンデンス・デイ』の描写そのままではないか。そして脚注としてつけられている部分には、まさしく地球外生命体と宗教との関係を示すような文章が出てくるのである。

 ◆宗教的側面にまでおよぶ項目

 問題の文章を見てみよう。
“キリスト教や東方教会など、アメリカ国内の主要宗教は地球外生命体の発見に際し、自らの立場を明らかにせねばならなくなるだろう。以下のような状況を想像していただきたい。原理主義者(および反科学主義者)は現在世界中でその数を増やし続けており、宣教活動や独自の教義にのっとった形での学校の開設、および自らの教義に合った資料を数多く入手しているという可能性が否めないだろう。ここで重要なのは、決して知的水準が高いとはいえない人々にあたかも原理主義がすべてであるかのような思考経路が確立されてしまう可能性があるということだ。こうした人の数が多ければ多いほど、社会全体に対してさらに大きな影響が与えられることになるだろう。原理主義者にとって、宇宙空間で知的生命体が発見されたというニュースが電撃的なインパクトを持つことは間違いないのだ”
 この文章こそ、まさに太古の地球の状況そのものではないか。そしてこの部分は次のような文章で締めくくられている。
“……哲学的難題を生じさせ、今までわれわれが持ち続けてきた価値観や意識に大きな反響を起こすと考えられるような問題が出てくる可能性も考えておかねばならない。知的水準や行動様式が地球人類と酷似した生物が発見された場合はどうするか? われわれはこうした生物に対してどのような接し方をしたらよいのか? この種の問題は、世界中に存在する文化的価値観を巻き込む問題となりかねない。人間以外の知的生命体が発見されるなどとは夢にも思っていない人々もいるだろう。こうした人々は、宇宙の謎に思い悩むばかりになってしまうかもしれない”
 ブルッキングス・レポートに関わった専門家たちは、地球外生命体とのコンタクトについてありとあらゆる状況を考慮した後で瓦解に対する答申を行ったに違いない。
 しかし問題は、この進言そのものを議会がどのように受け取っていたかである。レポートには、“将来的な意思決定の際の礎となるべきである”というコメントがきちんと盛り込まれているのだ。
 彼らは、レポート提出の時点で、太古の地球の女神信仰や火星表面の建造物群の存在を知っていたのではないだろうか。そして、宗教と地球外生命体、果てはクロップサークルの持つ意味も把握していたという可能性さえ否めない。ブルッキングス・レポートは、少なくとも一部の人類が地球外生命体の存在を認めたという文書にほかならない。
 しかも、この種の文書が書かれたのが実に三七年前だったという事実を見逃してはならないのだ。一部の地球人類と、地球外生命体のコンタクトはすでに始まっているのかもしれない。いや、かなり進んでいると考えた方がいいかもしれない。
 その証拠に、九六年は天文学的・宇宙考古学的発見が相次いだではないか。今まで隠しに隠されてきた事実は、ただ単に発表されるタイミングを待っているだけかもしれないのだ。

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