投稿者 ねっする 日時 2001 年 10 月 11 日 16:21:23:
オマル師持病、「啓示」は「脳の発作」
【ロンドン7日=鈴木雅子通信員】7日付英紙サンデー・テレグラフは、アフガニスタンのタリバン政権の最高指導者オマル師が出す「啓示」は実は「脳の発作」だとする担当医の証言を報じた。オマル師は発作のため数日間意味不明の言葉を発しながら部屋に閉じこもったり、車のハンドルを握ってエンジンの音をまねするような子供っぽい行動を見せたりするという。米側に敵対的姿勢を見せているオマル師だが、証言が真実とすると交渉は難航を極めそうだ。
サンデー・テレグラフに絶対匿名を条件に証言したのは、オマル師が暮らすアフガンのカンダハルの病院に勤める担当医の1人。証言によるとオマル師は脳の発作で2、3日間、意味不明の言葉を発しながら部屋に閉じこもることがある。その際、公式的には「イスラム国家建設のための宗教的な啓示を受けている」などと説明され、発作がおさまった後に重要な宗教令が出されてきたという。
この宗教令は理不尽に思えるものもあり、同紙によると最近、激しい発作後、たこ揚げ、サッカー、あらゆる音楽、女性のハイヒールの禁止などの「宗教令」が出た。また「怪しいヤツは全員殺せ」との命令を出したこともあるという。
また同紙によると、オマル師の写真は1枚しかなく、アフガンのほとんどの人も顔を知らないという。オマル師はいつも、米中枢同時テロの最重要容疑者とされるウサマ・ビンラディン氏に造ってもらったカンダハルの要さいにこもり、めったに外に出ることもない。海外に行ったのはパキスタンに1回だけで、アフガンの首都カブールにも数回行った程度。日本でも社会問題化したいわゆる「引きこもり」の可能性がある。
この担当医によると、オマル師は深い抑うつ状態に陥ることがあるという。一方、停車した状態の車の運転席に座ってハンドルを回すしぐさをしながら、口からエンジンのような音を出すなど、時として子供っぽい“奇行”も確認されたことがあるという。担当医は、オマル師が人前にほとんど姿を見せないのは、このように精神的に不安定なことが原因とみている。
オマル師はこれまで脳のスキャン検査を拒否している。複数の担当医は、89年にソ連(当時)軍の砲弾爆発で目を失った時の破片が脳に刺さったままで、これが精神的に不安定な原因の可能性があると考えているという。オマル師に近い人物らによると、その際、オマル師は破片が刺さった目玉を自分でつかみ出して、床に投げ付けたという。オマル師は現在、ビンラディン氏をかくまい、米に対し敵対姿勢を取り続けている。同紙の記事執筆者は「こんな人物と米国がまともに交渉できる見通しはほとんどない」と断じている。
敵総大将の人格を卑下し、貶める情報操作は基本と言えば基本。
果たして、この報道の真偽は・・・・