投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 08 日 13:42:01:
10/07 22:27 クルスク引き揚げ開始へ 放射能漏れの懸念も 外信84
【モスクワ7日共同】昨年八月、百十八人の乗組員とともにバレ
ンツ海に沈没したロシアの原子力潜水艦クルスクを引き揚げるため
ロシア政府が行っていた作業は七日、準備が完了、同日中にも直接
の引き揚げ作業が始まる可能性が出てきた。
クルスクのような全長百五十五メートル、水中排水量一万八千ト
ンと大型の原潜が沈没後、海底から引き揚げられるのは初めて。
作業完了までは開始から十時間以上かかる見通し。引き揚げ途中
で船体が損傷し、原子炉から放射能が漏れるのではないかとの懸念
もある。
作業は真上の作業船から下ろしたワイヤで船体を固定して深さ約
百メートルの海底から離す。そのままムルマンスク近くのドックに
運び、原子炉の廃棄作業を行う。このため船体は海面に浮上しない
。
魚雷の爆発で大破した船首部分は切り離して海底に残す。
ロシア政府は乗組員の遺体回収を求める遺族の要望や、原子炉の
放置は環境面で危険との判断から引き揚げを決めた。
(了) 011007 2226
[2001-10-07-22:27]