投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 05 日 17:24:27:
沖縄・久米島の具志川村は来年中にも、虫歯予防のために村営水道にフッ素(フッ化物)を添加する方針を固めた。沖縄県から4日、計画の了承を得た。厚生労働省は昨秋、自治体判断での添加を容認する姿勢に転じており、同省研究班が水質管理技術などを支援する。ただ健康への影響を懸念する声もあり、実施条件となる「住民合意」が今後の課題となる。
実施されれば30年ぶり。国内では50年代〜72年に三重県内や米統治下の沖縄本島などで実施された例がある。
フッ素添加は、水道水の水質基準0.8ppm(1リットル中、0.8ミリグラム)の範囲内にとどめる。県や国が同村に示した実施条件は、(1)水質基準の順守(2)議会の議決など住民合意。同村はすでに村内の住民団体に方針を示しており、さらに説明会などを開き、約4500人の村民の理解を得たい考えだ。
同村は「10年前から小学生にフッ素を使ったうがいを奨励してきた。子どもの虫歯が減るなど効果があがっている。住民が受け入れる土壌はある」としている。
フッ素添加は米国など38カ国が実施(90年)。0.5〜1ppm前後の水を毎日飲むと、虫歯を4〜6割減らせるという。一方で2ppm以上で歯の表面にしみができる斑状(はんじょう)歯、8ppm以上で骨に異常がみられる骨硬化症が発症すると指摘される。安全性を懸念する根強い反対論があり、沖縄県内では「飲みたくない人にも強制されるのは問題だ」と反対する労組もある。
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