投稿者 さくら 日時 2001 年 9 月 20 日 23:44:03:
外国人の対日戦後補償訴訟「米で争えぬ」 連邦地裁
米サンフランシスコの連邦地裁のウォーカー判事は19日、第2次世界大戦中の強制労働に対して日本
側に補償を求めたフィリピン人たちの訴えについて、米国の法廷で損害賠償を争うことはできないとする
決定を下した。中国や韓国などからの同様の訴えに対しても門戸を閉ざすものだ。
同判事は、フィリピン政府はサンフランシスコ講和条約の5年後の56年に同様の平和条約を日本と締
結しており、同国民の補償請求権は放棄されたと述べた。
さらに、数千人にのぼるとみられる中国や韓国の人々からの同様の訴えに言及して同判事は、戦時中
の残虐行為の犠牲者は世界のどこからでもカリフォルニア州の法廷に損害賠償を求めることができるとし
た同州法を無効と裁断した。その理由について「連邦政府の外交権を侵すため」と述べた。