投稿者 sanetomi 日時 2001 年 9 月 19 日 21:24:04:
米同時テロ:
記者会見の小泉純一郎首相の発言要旨
19日の記者会見の小泉純一郎首相の発言要旨は次の通り。
テロ根絶に向け、米国はじめ関係諸国と協力しながら、主体的に取り組みたいと思い、具体的な措置を取ることを決めた。米国を支持し、最大限の支援と協力をしたい。憲法の前文は国際社会において名誉ある地位を占めたいとうたっている。同時に憲法9条が国際紛争を解決する手段として武力行使を放棄する点も重視し、武力行使と一体とならない支援は何かということを考え、できる限りの支援、テロ対策を関係諸国と協力しながら考えていきたい。
――自衛隊を派遣するための所要の措置というのは新しい法律のことか。
首相 新しい法律が必要なら検討してもらうということで、与党の党首、幹事長に協力をお願いした。
――輸送には武器弾薬は含むのか。
首相 どこまでできるか、できない場合、やらなければならない場合はどういう法律が必要か、憲法の範囲内で何が可能か、そういうことを総合的に勘案して検討する。
――情報収集のための自衛隊艦艇派遣は現行法で可能か。
首相 可能だ。
――(今回の政府対応のため)新たな国連決議は必要ないと考えているか。
首相 安保理の議長国のフランスが内々協議しているようだ。各国、対応がまだ決まってないと言われている。状況を見ながら判断する。
――武力行使と一体化するかしないかの判断は。
首相 事態の推移を見て、実際の具体的行動を見なければならない。
――最終的に首相が判断するのか。
首相 それは、あり得る。
――新たな財政支出はあるのか。
首相 財政措置も含めて考える。
――事態が流動的な中で、まとまった形で記者会見した理由は。
首相 どういう展開で事態が動いていくか分からない部分も多いが今の時点で日本としてやりうる姿をはっきり見せた方がいい。決めたなら早い方がいいと思った。速やかな行動を取った方がいいと判断した。
――今日判断したのか。
首相 そうだ。