はじめに「戦争」ありき

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投稿者 MIROKU 日時 2001 年 9 月 17 日 20:56:05:

「事態は信じられんぐらアホらしい方向に暴走しとるな」とはキツネ目の男、宮崎学氏のセリフだが、とりわけマスメディアのアホさ加減はどうしようもない。いかにアメリカの情報操作に躍らされているかというものだが、まだここの★阿修羅♪サイトの方がはるかに有益な情報を流していると思えるほどだ。

さっそくエセ・ジャーナリストの落合信彦が今発売の『週刊ポスト』で、ヨタ記事を書き飛ばしている。なんでもFBIから仕入れた情報と断わった上で、今度の同時テロは事前に把握していて、犯人をつかまえるために世界貿易センターへの突入を「わざと」見逃したのだという。テロがイスラム原理主義の仕業だとするしごくまっとうな落合の駄文は無視するとしても、朝日に書いている小田実の雑文が歯に衣着せてまるで精彩を欠いているのはなんとも情けないかぎりだ。「湾岸戦争」から何も学んでいない証拠だろう。それとも朝日に気がねした?
今回の「テロ作戦」でもっとも得をするのはアメリカとイスラエル。といって語弊があれば、それらの国家を超越して国際的に徘徊する妖怪たち。すべては予定調和で仕組まれた作戦。湾岸戦争のときに、イラクのフセインを悪魔化したように、今回もビンラディンを悪魔に仕立て上げた。あざやかなくらいに。まるで映画を見ているようだ、ではない。映画のように見せたのだ。同じ建物に時間差で突っ込んだのは、マスメディアへのリップサービス。世界中にこの衝撃的な映像を配信しなくてはならなかったのだから。でなければ、報復に見せかけた戦争をただちに行えない。皮肉なことに、湾岸戦争では親ブッシュ、今回は子ブッシュが「戦争代理人」を演じ、歴史はやはり繰り返すというもの。そもそも、ソ連のアフガニスタン侵攻のときにビンラディンを支援してきたのはアメリカで、手のひら返しはさすが抜け目ない。

戦争を遂行するために、これだけのプログラムが筋書き通りに組まれたのだ。すべては用意周到に。CNNをはじめ、アメリカのマスメディアはみな当局によってしっかり情報操作されており、「国民は報復を求めている」だのといった報道はどこから来ているか? アメリカがアメリカにテロを仕掛けるはずがない? おいおい冗談はやめたまえ、アメリカとイスラエルはそもそも「テロ国家」なのだよ。タリバーンの駐パキスタン大使 ザイーフがいみじくも指摘しているとおり「国家にしかできないことだ」。その国家とはどこなのか? 私たちが見逃してはならないのは、「ミスディレクション」。マジシャンがかかげた方の手ではなくて、こっそりとポケットに手を入れタネを仕入れているもう片方の手だ。それをこそ見なくては、史上空前のトリックは見破れまい。

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