投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 13 日 19:49:57:
09/13 18:46 旅行客２万２千人足止め ハワイやグアム、西海岸 社会90
共同
米中枢同時テロに伴い、日本と米国を結ぶ国際線運航が全面的に
ストップした影響で、ハワイやグアム、西海岸などから帰国できな
い邦人旅行客が少なくとも二万二千人に上っていることが十三日、
共同通信の調べで分かった。路線閉鎖が長引けばさらに増える。
運航再開後も、臨時便の数に限りがあることや、予約優先度が低
い格安航空券の扱いなどをめぐり空港でトラブルになる可能性もあ
る。外務、国土交通両省は「現時点で帰国できない旅行者について
まで把握していない」としている。
航空や旅行各社、各地の領事館などの話を総合すると、十三日現
在で帰国できないでいる旅行客は、ハワイ約一万二千人、グアムと
米本土（カナダを含む）にそれぞれ約五千人。このほか、旅行会社
を通さず個人で手配した旅行者も多数いることは確実だ。
パンフレットに掲載されている標準旅行業約款には、主催旅行（
ツアー）の日程が変更されても「天災、テロ、戦争の場合は旅行会
社に責任なし」とあり、足止めに伴うホテル延泊代は原則的に旅行
者の負担。
航空会社によると、ほとんどの旅行者が利用する格安航空券は予
約の変更ができない条件で販売しており、テロに伴い欠航した帰国
便の航空券は事実上無効になっている。
運航再開時には、正規料金を払った予約客の搭乗が優先される。
各社は特例として格安券も有効と見なすとしているが「空港カウン
ターには一刻も早く帰国を望む客が殺到するだろう」（航空会社）
と予測、混乱は避けられない。
グアムの総領事館によると、「お金がなくなったら借りられます
か」という問い合わせが二、三件あっただけで、大きな混乱はない
という。
担当者は「週末まで長引けばグアム島だけで一万人が滞留しそう
だ。運航再開後は、国内線用の機体も投入して臨時便を飛ばしても
らえるよう、本省に要請した」と話している。
（了） ０１０９１３ １８４５
[2001-09-13-18:46]
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