救援船の「乗っ取り」提案 日本黙殺で幻の計画に 共同

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投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 03 日 19:28:43:

回答先: 「皇后寄付」克明なやりとり判明に意味 英文書調べた工藤美代子氏 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 8 月 13 日 18:35:46:

09/03 17:07 救援船の「乗っ取り」提案 日本黙殺で幻の計画に  外信38

 【ジュネーブ3日共同】第二次大戦中の一九四三年二月、日本軍
の捕虜となった米軍兵士らの待遇改善を目指す米国赤十字社が、太
平洋上の公海で救援物資を積んだ船を丸ごと日本側に引き渡すとい
う大胆な提案をしていたことが三日、赤十字国際委員会(ICRC
)に保管されている文書で分かった。             
 計画は米政府も同意しており、いわば政府公認の日本による「船
舶乗っ取り」提案。日本が黙殺したため幻の計画に終わってしまっ
たが、米国が日本軍に捕らえられた兵士を必死で救援しようとして
いたことを示すエピソードだ。                
 米国赤十字社が一九四四年三月にまとめた「日本に捕らえられた
捕虜への対応」と題した文書によると、米国側は救援物資搬送につ
いて当初(1)中立国の港で日本側に引き渡す(2)太平洋の公海
で物資だけを引き渡す―などを提示した。           
 いずれも日本側が受諾しないため「太平洋上の公海を含め、日本
側が指定する場所」で救援船ごと日本側に明け渡すと提案した。 
 乗組員も日本側と交代し、日本の支配地域で救援物資を下ろした
後、船を再び公海上で米国側が引き取る算段だった。      
 船舶、救援物資とも管理を完全に日本側へゆだねるだけに「ただ
取り」される恐れもあったが、文書によると、米側はこの作戦が成
功すれば「二隻目以降も同様の手法で繰り返す」方針だったが、「
日本から回答が届くことはなかった」という。         
 米国と英国は大戦中、自国捕虜の待遇改善を目指し、さまざまな
ルートを利用。スイスにあった横浜正金銀行(旧東京銀行の前身)
の秘密口座に資金を振り込んだり、終戦直前まで日本と中立条約を
結んでいたソ連のウラジオストクに救援物資を集積するなどしてい
た。                            
(了)  010903 1707              
[2001-09-03-17:07]

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