投稿者 SP' 日時 2001 年 8 月 19 日 07:47:59:
回答先: 「オレが透視した敵潜水艦、誘拐犯。そして臨死体験」(『ボーダーランド』96年6月創刊号) 投稿者 SP' 日時 2001 年 7 月 27 日 16:17:46:
『超知覚サイコメトラー』(並木伸一郎著、二見書房)第3章より。
リモート・ビューイングとは、ある意味では透視術をコントロールする技術プロセスともいえるが、その特殊能力を駆使するリモート・ビューアーのひとりに、ジョゼフ・マクモニーグルがいる。
十八歳で陸軍に入隊したマクモニーグルは、一九七〇年、チェコとオーストリア国境近くの森で活動している、小規模な分隊に配属された。ある日のこと。彼は妻や友人と、オーストリアの村で昼食をとりながら、ラム酒を飲んでいた。
すると、急性アルコール中毒にでも陥ったのか、呼吸不全となり、その場に昏倒してしまった。
このとき彼は、体外離脱を体験した。救急車に乗せられて病院まで運ばれていく、自分の姿を見ていたのだ。
やがて、彼は光に包まれ、トンネルをくぐっていった。そこで神に出会った。神はマクモニーグルに肉体に戻るよう説得した。
彼は、そこがあまりに素晴らしい世界だったので抵抗したが、気がつくと、病院のベッドに座る自分に戻っていた。
この体験をきっかけに、別の人格が目覚めた。しばしば半覚醒状態に陥り、勝手に意識が空間を移動し、さまざまな世界を見てしまうのだ。
あるときなど、日本の寺院の周囲を飛びまわって、戻ってきたこともあったという。
やがて彼は、意のままに意識を飛ばすことができるようになった。以後、透視能力に目覚めたのだ。その後、その特殊な能力を見こまれた彼は、アメリカ軍の極秘プロジェクト「スターゲート」に所属し、一九九四年までの十七年間にわたり、リモート・ビューアーとして活動した。
彼の遠隔透視は非常にリアルで、視たままを絵にすることができた。
軍を除隊後、現在バージニア州ブルーリッジマウンテンで愛妻と暮らすマクモニーグルは、かつて遠隔透視部隊に所属していた当時の驚異的な体験や記録を、つぎつぎに著書や雑誌で公表している。
米国防総省もUFO関連の透視を依頼
マクモニーグルがメリーランド州フォートミード基地の透視部隊に所属していたとき、ペンタゴン(米国防総省)から、しばしばUFOがらみの事件の透視を公式に依頼されたという。その透視した結果は、まさに現在、テレビドラマ「Xファイル」で展開されるシーンをほうふつとさせるものが多かったという。
彼らビューアーたちは、UFOも含めて、ターゲットが超常的なものほど、その焦点を合わせやすかったという。
あるときは、UFOの内部まで入りこみ、そこに目が異様に大きく、ひからびた肌のエイリアンを視て、互いに驚いたこともあったという。
一九八〇年六月十八日、フォートミードでリモート・ビューイング中、UFOを感知してしまったときのようすを、彼はこう報告している。
「堅い金属の平たい物体だ。下部にも上部にも窓が一列に並んでいる。外側の輪が高速で回転していて、物体自体は九十度の反転をしようとしている。高度四千二百メートルを時速七千二百キロで飛行中。物体の燃料は液体プラズマで、電磁気でコントロールされている」
そしてマクモニーグルは、一九八一年にアルゼンチンのサン・マティアス湾で起こった、軍艦のクルーが全員消失するという奇怪な事件の全容を解明すべく集まった、四人の透視者のひとりだったことを最近、あきらかにしている。
軍艦のクルー全員消失事件の真相
事件が起こった現場座標(南緯四十一・四度、西経六十五度)では、UFOがしばしば海中から出現するのが目撃されており、UFO研究家たちのあいだでも、「海底基地」が存在しているのではないかと噂されていた地点であった。
遠隔透視実験は、メリーランド州のフォートミード基地で、全部で四回実施された。
最初の二回は一九八三年十一月で、マクモニーグルとトム・ナンス(仮名)。あとの二回は一九八五年四月で、ポール・スミスとビル・レイが行なった。
透視実験を指揮したのは、F・H・スキップ・アットウォーター大尉である(以下、S=スキップ・アットウォーター大尉、M=ジョゼフ・マクモニーグル)。
臨場感あふれる当時の記録を公開しよう。
S「一九八一年の奇怪な出来事に接近せよ」
M「湾のなかに船が一隻だけある。軍艦の一種らしい」
S「よし、近づけ」
M「ストップする。奇妙な感じなので……」
S「報告せよ」
M「船が……船尾のほうが沈んできている」
S「奇妙というのは、どういうことなのか」
M「とにかくそういう感じなのだ。船から離脱できないぞ。湾のなかに一隻きりだ」
S「船のようすを詳しく報告せよ」
M「ブルー・グレーの武装した船だ。前後に砲塔が三つある」
S「よし。船の周りの『興味深い出来事』について報告せよ」
M「船の上には人の気配……閑散としている。船尾のあたりの水中に何かがある。この閑散とした感じ。人の気配もない……ここにあるはずのない船……遠いところでさまよっていたのだ。オーケー、わかったぞ、何か妙なことが船上で起こったんだ」
S「詳しく報告せよ」
M「全員呑みこまれてしまった」
S「どういうことだ、それは」
M「水に巻きこまれていった」
S「早く、あとを追ってみろ」
M「全員溺れた」
S「オーケー。報告を」
M「なにか恐ろしい、ショックなことが起こった。エネルギーを浴びた」
S「報告をつづけろ」
M「無理だ。なにかすごく大きなエネルギーのためパニックになった。何が起こったのかさっぱりわからないまま、パニックになったんだ。バカな……」
S「報告せよ」
M「船の周りに、ブルーとグレーの霧が発生している。電子でも電気でもない、未知のエネルギーだ。感覚がマヒしてしまい、船も乗員もメチャクチャになった。いったい、これをどこまでつづけたらいいんだ」
S「ブルーとグレーの霧の発生源を報告せよ」
M「霧は船の周りだけにしかない。もうやめたい。気分が悪いんだ。なにしろ……」
S「気分の悪い原因を報告せよ」
M「外の、上のほうからビームになってきている」
S「その、上のほうのことも報告せよ」
M「わかってもらえたらいいけど……自分でも知りたいのかどうかわからない。とにかく奇妙で、わけがわからない……」
S「話してみろ」
M「何かの攻撃を受けたんだ。よくはわからないが、乗員はとにかく消えた。船はさまよった……無人になって……乗員の遺留品は残っている。生きている者の気配はない。原因は、外部からの、あるエネルギーだ。うまくいえないが、船みたいなものから出ている」
S「どういう船だ」
M「非物質的な存在だ。その船というのは、ちょうどホバークラフトのように……一定の高さのところに浮かんで、そして異変を引き起こした」
S「空を飛ぶ乗り物なのか」
M「そうだ。空を飛ぶ乗り物だ。そこが問題だ。空を飛ぶんだから……いいたくはないが……いいたくはないが……UFOとは……違う。そうか……UFOといっても間違いではないかも……何者かがコントロールしている。だから未知の物体というわけでもない。やはりアレのせいなんだろう……この異常な事態は……ホヴァリングできる発達した乗り物で、脅威的な力をもっている。あのエネルギー・システムが、一種の特殊なエネルギーを放射して、正常な精神が破壊されたのだ。みんなパニック状態に陥って、どこかから飛びこんでしまったのだ」
S「どこかから……だって?」
M「飛びこんだ。ほとんどの者が……メチャクチャに走りまわっていた……海に呑みこまれるところをこの目で見てしまった。ほとんどの者がそうなった……」
S「その空飛ぶ船について教えてくれ。軍艦のようなものだったのか」
M「ちょうど駆逐艦の……いや、砲艦ぐらいの大きさだった」
四回のセッションで、海上で演習中の軍艦に、UFOとでも描写すべき謎の物体が接近し、不測の事態が起こったことが、マクモニーグルたち四人の透視で判明した。
UFO内にいた乗員は、感情をまるで持たない生物で、きゃしゃな体つきで、性別は不明だった。UFOから放射されたエネルギービームを浴びて、船上は大混乱になった。
やがて、重力光線のようなものが放射されて、クルーたちはUFO内に拉致されてしまったのだった。目的を達するとUFOは高度を上げ、西の陸地のほうに飛び去っていった。
その後、穏やかさを取り戻した海面には、軍艦だけが無傷で浮いていたという。
ビューアーたちは、現場付近の海面下に何か重要なものを視た。それは所有者不明の金属製の長方形のコロニーで、生物の生態を探求する目的で設置されたものらしいという。
除隊間近のある日、マクモニーグルは車でペンタゴンに連れていかれ、密封された封筒の中身の透視をさせられた。軽いトランス状態に入り、ターゲットに焦点を合わせた。すると、あきらかに地球上のものとは異なる、複雑な構造をした高性能の機体が視えた。
のちに受け取った確認資料の封筒には、最新のスパイ衛星が捉えた物体の写真が入っていた。それは実に奇妙な物体で、衛星のカメラの前をジグザグに動いているようだった。
実は、ペンタゴンでもUFOはいまだに謎の存在で、その正体も、飛来目的も、いっさい不明なのだという。だから、スパイ衛星が撮影した地球の軌道上を飛行するUFOや、地上から撮影された空中を飛行するUFOの写真を多数保管し、正体を究明中なのだという。
そのマクモニーグルだが、人面岩とピラミッドが存在するとの論争が繰り広げられている火星のシドニア地区を透視し、それらが人工物であることと、その地下に都市があり、いまだに活動していることを指摘している。また、太古の火星の苛酷な環境で文明を興した宇宙人の一部は、地球に避難し、エジプト文明を興したといい、現代に出現しているUFOの一部は、未来からやってくる人間が操縦する乗り物だとも主張している。