歴史教科書、「自虐」と「自尊」

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投稿者 転載 日時 2001 年 8 月 09 日 00:59:17:

ある統一教会(以下「UC」)信者が主催する掲示板ですが、書き込まれた順に消えてしまう設定なためここに上げておきます。

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Re.<教科書問題>#1 投稿者:種口 光 投稿日: 8月 5日(日)15時25分03秒

(略)

東京書籍の本は正直申しまして記憶が曖昧なため、機会を探して必ず読み直します。別に、当方は「つくる会」のが気に入らないから「東京書籍」がいい、というつもりは全然ありません。ただ、最近の教科書はどの会社も全般に、手取り足取りの絵本的で幼稚になったような印象を持ちましたし、歴史教科書ほか科目全般のうろ覚え化は、教科書の出来不出来のみならず学力全般の「ゆとり」堕落制度化や教育指導の方向性とも絡むのではないでしょうか。

それと、敗戦後の永きにわたって日本の社会一般に浸透が図られてきた多数派民主主義こと「階級史観」に関してでありますが、その言葉を、特定の宗教や国家存在に置き換えても全体の論理骨格自体は基本的に継承し得るという点で、
「かなりの部分のサヨクも反共も怪しげな宗教団体も、UCの教義通りに統一統合が可能なほど、どれもこれもどこかで繋がっているかのように区別がつかない」
というのが当方の率直な感想です。
それは決して、先の投稿(7月30日(月)01時35分26秒)の2つ目でUCについてとりあげた例だけではありません。

ここで、「つくる会」歴史教科書記述に関する個別の指摘の代わりと言っては何ですが、「自虐」「自尊」について以下に簡単にメモします。
単に私見に過ぎませんので、他者に対する押しつけなどの意味はありません。

「目的化された衆愚多数派階級史観」に沿った「自虐」意識(=過剰な被害者発想等の意味にて)の子供たちへの執拗な植え付けが、敗戦後すでにかなりの長期間にわたり習熟させられ続けたということでもあり、
現実の切迫した社会問題とその解決の必要性に直面させられた日本国民は、ひたすら現実逃避や自己中心的な責任転嫁、見当違いの自暴自棄な「改革」に訴えようとする「道理なき短絡的結論」がどうしても脳裏をよぎることでしょう。
子供たちの洞察力が近視眼的に欠落させられた結果、それはやがて社会全体を自壊に向かわせる非合理的で巨大な大衆圧力へと変貌しかねません。

一方で、「目的化された自尊」意識の植え付けも、やはり結果として聞く耳を持たないわがまま自己中心的で独善的な現実否定や対外責任転嫁、洞察力の欠如、見当違いの自暴自棄効果を持たないか?と当方は問いたいのですが。
何のための「自尊史観」でしょうか。「自虐史観」の正反対に、有頂天に高揚する情緒の一状態が知性発達の上でどんな利点になるのでしょうか。「自虐 vs.自尊」へと二者択一にみなす必要がなぜあるのでしょうか。
「自虐」または「自尊」を前提として、あとからそれに都合がよい史実を好んで選別し、「自虐」または「自尊」を支持するための解釈を組み上げていったとして、歴史の学問として何の意味があるのでしょう。

と申しましたのは、
小さい頃から何でも肯定され受容されてそれを「個性の尊重("サヨク的"と呼ばれる)」と称されて育った子は、自己責任を思い知る機会を奪われるために、わがまま独善的無責任マジギレ自己中心的になる確率が高くなることでしょう。
ですから「自尊史観」もまた、上記の「個性」を「国家存在に同化した個性」に置き換えた「自己尊重」効果の点で、「自虐史観」のそれと奇妙に一致するのではないですか?
つまり目的化された自虐も自尊も感情強度の増強効果でしかなく、理解力や論理的知性の増進には何ら貢献しない非生産的な心理要素ではないのですか。
(そうしておいて、今度は勝共が「個性の尊重は左翼的%B



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