投稿者 asahi 日時 2001 年 8 月 02 日 10:25:40:
世界の人口は2070年にピーク、90億人に 新推計
世界人口は2070年ごろにピークの約90億人に達した後は減少に転じ、2100年
には約84億人に−−。こんな推計を欧米の研究者がまとめ、2日付の英科学誌ネイチャ
ーに発表する。国連の世界人口推計では2100年は約95億人という見通し。今回の推
計では約11億人少なくなる。
オーストリアの国際応用システム解析研究所や米ニューヨーク州立大などのグループが
2000年を出発点に様々なケースを想定して分析した。
特徴は、高齢化と南半球での増加だ。
60歳以上は現在の約10%から50年に約22%、2100年には約34%に。地域
別では、サハラ以南のアフリカが現在の約6億人から2100年には約15億人に急増す
る。
一方、国連の98年版世界人口推計は、増加が激しい場合から減少する場合まで五つの
シナリオを想定。よく使われる中庸の推計は2100年に約95億人に達した後も徐々に
増えるとしている。
今回の推計で、環境問題や食糧問題への対策に影響も出そうだ。
日本の人口については国立社会保障・人口問題研究所が97年に推計を発表している。
07年に1億2778万人のピークに達した後は減少に転じるという。(03:02)