投稿者 ドメル将軍 日時 2001 年 10 月 20 日 19:54:00:
回答先: タリバンの背後に「ならず者国家」が潜む (週刊文春10/18日号) 投稿者 ドメル将軍 日時 2001 年 10 月 12 日 23:07:44:
----------------「アフガン侵攻」秘匿情報 より抜粋 -------------------------------------
アフガニスタン北部の国境沿いでは、早くもロシア軍の影が見え隠れし始めたというのだ。
第一報を伝えたのはロシアのネット上の日刊紙「エクスプレス」。同紙のミハイル・グレービッチ総編集長が語る。
「イスラエルの「ティグ・ダフカ」の情報によれば、イランとロシアは作戦開始までの間、米国にかわり北部同盟への武器支援を行い、さらに、最近、カブールにほど近い前線では、ロシア軍戦車隊が目撃されているという。この情報を我々の独自情報と合わせると、それは201師団の戦車舞台だと分かる。私が軍事筋から得た情報では、戦車隊だけでなく、ロシア連邦軍の特殊部隊もすでに数々の作戦に参加しているはずだ」
ロシアのアフガン再侵攻情報について軍事アナリストの高貫布士氏は言う。
「米軍の地上補給路確保のため、戦車部隊が極秘裏にカブール周辺に展開することはありうる。但し、それはロシア正規軍ではなくハザラ族の部隊ではないかと思われる。ハザラ族に戦車だけを与えるやり方は実は80年代にもソ連がやっていることですから」
アフガン周辺の地上部隊の動きはまったく表面に現れてこないが、「エクスプレス」10月11日付け記事には、こんな情報も見つかる。
「(北部同盟の)ドスタム将軍は、ロシアからの兵器・食糧援助を一人占めにしたムハンマド・ファヒム・ハン司令官に対し激しく憤った。今後、野戦司令官たちの間で仲間内の争いが始まる可能性が指摘され始めた。すでに北部同盟は、その進軍を止めてしまっている。(中略)もし状況が改善されなければ、ドスタム将軍は北部同盟を離脱し、ヘクマティアル派か、最悪の場合はタリバンに加わる可能性も出てきた」
一部にこうした不穏な動きはあるものの、空爆はまさに米英軍のやりたい放題。開戦前にかまびすしく言われたタリバンへの難攻。いわんやアルカイダへの苦戦はどこにいってしまったのか。
ここににわかに浮上してくるのが、「本当の目標はビンラディンだったのか」との疑惑だ。そして、やはりトーンを高めてきたのがイラク真犯人説。米政府関係者からもイラクが名指しされ始めた。
米情報筋に明るいジャーナリストが語る。
「実は、ビンラディンのテロ関与の証拠とされるテロ指令書、通称、”指示書”にはその公開の過程で非常に不透明な部分があるのです。それは、指示書の一枚がいつのまにか無くなっていたことです」
指示書が初めて公開されたのは9月28日。司法長官が指示書を発表した同じ日の「ワシントン・ポスト」紙には、ウォーターゲート事件のスクープで知られるボブ・ウッドワード氏が入手した指示書が他紙に先駆けて掲載されている。その記事中では、指示書は5枚。
小誌が「ワシントン・ポスト」の記者に確認したところ、やはり指示書は5枚だという。問題の記事の文末に署名のあるカーライル・マーフィー記者が、「確かに、5枚だった」と答えたのである。
ところが、その後発表された指示書はすべて4枚。現在、FBIがホームページに掲載しているものも4枚なのだ。
ちなみに、小誌がFBI広報に確認を入れると、「入手したものは全部載せている」と言い切った。
はたして真偽はいずれにあるのか。そして、指示書がもう1枚あるとすれば、そこには何が書かれていたのか。ビンラディン犯行を裏付ける証拠であるだけに大きな謎を残している。