投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 19 日 13:41:53:
交番勤務などの地域警察官がどこにいるかをリアルタイムで地図上に表示する「マン・ロケーションシステム」を警視庁が来年度から導入する。警察官1人ひとりの現在位置を常時把握でき、事件発生直後に逃走する犯人を追う緊急配備など初動捜査に威力を発揮しそうだ。来年度から一部の警察署で試験的に始め、その後全警察署に広げる予定。交通機動隊などの白バイ隊員に導入する計画もある。
カーナビなどに使われる衛星利用測位システム(GPS)を応用。勤務中の警察官に小型の端末を携帯させ、警視庁の通信指令センターや警察署にある地図を描いたスクリーンに現在位置を表示させる。パトカーの位置を示すシステムは既に導入されているが、巡回中の警察官がいる場所は無線で連絡を取らなければ分からなかった。各警察官の位置が一目で分かるようになり、より迅速で効率的な配置が可能になるという。同様のシステムは、はいかいする高齢者や幼児の迷子対策などにも使われており、警視庁は「より精密な位置を表示できるよう技術開発中」としている。〔共同〕