投稿者 位置読者 日時 2001 年 4 月 26 日 23:04:57:
○日中関係悪化を歓迎する――山田恵久
大の親日家、李登輝台湾前総統の僅か五日間の訪日問題を巡って、中国の顔色を窺う主体性なき我国の腰抜け外交がまたもや露になった。
李氏にビザを発給しないよう圧力をかける中国は、珍犬中日大使を首相官邸に押し掛けさせた。露骨で理不尽な内政干渉に、あの朝日新聞でさえも、ビザ発給を渋る政府の姿勢を疑問視した。
人道的見地からビザ発給に積極的な森総理の固い決断にも拘らず、中国に阿(おもね)る河野傭兵街娼、槙田邦彦アジア大洋州局長、阿南惟茂中国大使はビザ発給を執拗に妨害してきた。特に河野は辞任を示唆して首相に抵抗したというが、トットと辞めればいいのだ。彼らチャイナスクール・グループは日本の中国属国化を画策する集団であることは間違いない。先に露呈した外務省出身の検定調査審議会委員による「つくる会」の教科書に対する検定不合格工作もそうだった。
自民党総裁選候補者の橋本龍太郎も中国寄りの発言をし、国家の自由裁量権を他国に委ねるという主権国家としての尊厳を失わせるようなことを平気で言う。尤も、橋本は中国の情報機関に関係する女性に関わり、美人局(つつもたせ)の如く弱みを握られているという背景があるからだろう。そしてお馴染みの内政干渉容認派の野中広務も同様、難色を示した。連立政権を組む身中派の公明党も反対した。
それにしても我国政府の姑息な対応が見え隠れした。李氏側が台湾の日本側窓口にビザ申請書類を提出していても、福田康夫感冒長官は「受けていない」と詭弁を弄し、李氏から嘘つき呼ばわりされる始末だ。
また、十五日間有効のビザ発給条件として、心臓病治療目的に限定するという。台湾総統であろうが、台湾独立派であろうが、台湾の人に訪日ビザを発給しないといういわれはない筈だ。かつて英国やチェコは総統退任直後、李氏の訪問を受け入れ、米国は総統在任中の一九九五年に受け入れた。さらに来月、訪米するに当たり、米政府は五年間有効の数次ビザを即日発給したという。昨年八月、あのクリントン政権でさえも、陳水扁総統にトランジットビザを出した。陳氏は来月、中南米訪問の途中、米国に立ち寄る予定だ。中国は我国に対しては居丈高に詰るが、強い米国には圧力を掛けることもなければ遺憾の意を示すということもしない。
中国は我国に対して「ビザ発給なら、しかるべき処置を取る」と脅してきたのだから、この際、駐日大使召喚などという手緩い報復より、いっそのこと、日中平和条約破棄とか国交断絶を宣言すればいいではないか。我国は中国とつき合っても得るものは無いのだから、日中関係の後退、冷却化は大歓迎だ。
次回、李登輝氏の来日の際には、ご本人が希望する夫人との「奥の細道」旅行や京大同窓会出席の願いを、是非、我国政府はかなえて上げることだ。北京の反日派より台湾の親日派に手厚く配慮するのが筋というものである。
――四月二十五日付『國民新聞』より
政府や企業、マスコミ等の関係者に対する美人局作戦は、かつては共産党時代のソ連が有名でしたが、今は同じ共産政権の他の国がお得意で、日本の政府関係者等がたくさんやられているという噂です……。
疑われたくなければ、態度で示しましょう (^^)/>関係者の方々。
それはさておき、河野さん、ご希望通りの辞任 (ホントはクビだけど)、おめでとうございます m(_ _)m。
福田長官も、留任おめでとうございます。
もうウソはつかないでね (^^;)。
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