投稿者 DC 日時 2001 年 7 月 06 日 18:49:53:
「小泉内閣が既に変革した若者の心」 団藤保晴
>新聞政治面は新しい対立軸は何になるかとか書き立てるが、有権者から見るとしらけるばかりだ。
>宮沢喜一元首相は「21世紀への委任状 日本の二大政党制」で「自民党と新進党という二つの大き
な政党が、言っていることはだいたい似ているのに、どうして必要なのか、私にはうまく説明ができませ
ん。だっていままで一緒の党にいたわけですから、急に違う人間になるはずないです(笑)。新進党は、
自分のところと自民党の違いを無理していろいろ出そうとしているわけだけど、国民からすると戸惑うで
しょう」「かりに保守党は、『小さな政府。税金は低いほうがよい。なるべく国の権力を振るわず、自分自
身で生活設計をしていくべきだ』と考える。それに対して、『貧富の差はあるんだ、それは政府の権力
で解決する。だから高額所得者からは税金をたくさん取るぞ、高福祉・高負担・大きな政府だ』と社会
民主主義の党が主張して対立すると、投票する立場からしたら、わかりやすいし、面白いんじゃないで
しょうか。私は日本にもソーシャルデモクラットの大人の政党ができなくてはならないと思う」と語る。
>無党派層と一律に出来ず、「政党
不信派」と「無関心派」に加えて、政界変動で乗る便をなくして空港で乗り換え便を待つトランジット客
のような「再編待ち派」の3タイプに分かれると分析、「政党支持派」を加えた4グループに有権者を整理
している。
>「再編待ち派の人びとは、政治のゲーム的側面より
も、政策などの実質的側面に対して強い関心をもっていると思われる」とも。「無党派層の政治参加度・
投票行動」でカンパ・署名への参加の多さ、投票によく行っている実態が紹介されている。
>この原稿を書き終えようとしていたら、大学生から
「リアルタイム財政赤字カウンタ」を、是非紹介してもらいたいとのメールを受け取った。「現在の日本の
財政がどういう状態にあるのか、多くの人が理解し、危機感を持つことを期待します。私は現在22歳で
す。今の国の借金を返していかなくてはならない世代です。これ以上の負担が増えるのは耐えられま
せん」
しかしながら、実際の投票にあたって私にもおすすめの政党は無い。民主党も準備不足と申し上げる
しかない。ただ、官僚に頼らずに自分の頭でものを考える人物を選んでいただきたいとの思いはある。
それを積み重ねて、米国のように政権が変われば官庁の局長級以上は入れ替えてしまう人材の厚さ
を持たなくて、来世紀どうしよう。
「イギリスから見た日本経済の再生」 神戸商科大教授 舟場正富