投稿者 付箋 日時 2001 年 7 月 06 日 17:14:00:
回答先: 「再考・集団的自衛権」 浅井基文 投稿者 付箋 日時 2001 年 7 月 06 日 17:06:56:
「国連の死の商人」 広瀬隆
まさに、国連を支配する国家が、死の商人の国家であり、PKOの母体であります。日本に金を請求している人間の正体は、ここにあります。彼らはいまや、公然と「日本人は血を流す決意を示せ」、「長期的には、日本も自衛隊を危険な任務に送り込むようになると信じる」と発言しはじめました。
欧米の兵器メーカーは、第二次大戦後、自分の国では戦争を起こさず、人の国へ出掛けていっては殺人ゲームを楽しんできたのです。彼らが、アジアの人間のために、平和をつくりだす?想像もできない話です。そうではないでしょう。彼らは国連のPKOによって兵器工場を再生させ、次の殺人ゲームの作戦を練っているところではありませんか。
戦争を起こしてきた人間たち、その人間が国連で平和維持−−−Peacekeeping−−−すなわちPKO・PKFの言葉を口にして、日本人に国際貢献を要求したり、アジアの平和を願うことは、とても恥ずかしくてできないはずのことです。私たち人間の常識では考えられないことであり、彼らこそが戦争を引き起こしてきた張本人です。
ユーゴを見ても、内戦を引き起こしているユーゴスラビアの軍隊が、国連の本に誇らしげに示される一枚の写真が物語る通り、かつて国連軍でした。平和を求めるはずの軍隊が、いま国内を混乱させているのです。
こうした事実を具体的に見たうえで、私たちはどういう所に立っているのか、いったい日本人は何をなすべきか、日本人であるより前に人間として何をなすべきか、急いで考え直そうではありませんか。
自衛隊をカンボジアに派遣する、そしてこれから、国連軍に対してさらに大金を出してゆくことが、いったいどういう結果を招くか。説明するまでもないと思いますが、軍需産業をもう一度復活させ、そして必ずや、彼らはこれからアジア、アフリカ、中南米で次の血を流すための準備にかかってゆく。そしてこのまま日本人が愚かなことを続けていけば、私たち自身が必ず次の血を流すための手伝いをしてゆく。このような扇動に乗る日本人は、軍需産業よりむしろこわい存在であると感じます。この軍事ビジネスの経済原理は、実に冷徹なものです。