投稿者 ユイ・ハガー 日時 2001 年 6 月 27 日 09:57:18:
<エシュロン>日本の外交電文も傍受 NZの研究者が証言 (毎日新聞-全文)
【ウェリントン堀内宏明】米英など英語圏5カ国の通信傍受機関(暗号名エシュロン)の一環として、ニュージーランドの情報機関がオセアニア地域で日本の在外公館の外交電文を傍受している実態が26日、明らかになった。
エシュロン問題を調べ、欧州議会調査委員会で証言したニュージーランド在住の研究者、ニッキー・ハガー氏(42)が毎日新聞に明らかにした。日本の外交情報は「JAD」の暗号名で呼ばれ、81年以降、貿易や漁業など経済分野の情報を中心に収集され、米国に報告されていた。
ハガー氏によると、日本の外交情報収集の担当は、ウェリントンにある「政府通信安全保障局(GCSB)」。同氏はGCSBの現・元職員やエシュロンに詳しい政治家、軍人ら約50人を聴取した。
GCSBは89年までは米国の傍受施設から転送された情報を解析した。90年以降、ニュージーランド北部ワイホパイの傍受施設が通信衛星などを経由する日本大使館などの専用通信回線の電文内容を傍受していた。
日本の外交電文はすべて暗号化されていたが、米国から提供されたコンピューターは大半を解読したという。これを日本語に堪能な職員が翻訳し、エシュロン統括本部がある米国家安全保障局(NSA)に送っていた。
情報収集は、オセアニア各国の日本大使館の外交リポート、貿易・漁業交渉報告、途上国への支援内容、ビザ関連が主だった。80年代には日本政府が第三国と進めていた石炭売買契約の価格が傍受され、ニュージーランドの企業が落札したことがあったほか、施設の建設などで同国企業が参入できそうな日本の援助計画を察知したという。
ワイホパイの施設には90年代半ばに電話など音声通信の盗聴設備も導入され、在外公館以外に南太平洋で操業する日本漁船やプルトニウム運搬船の通信も傍受できる。
ハガー氏は「日本の外交情報収集は米国の要請を受けて始まった。経済に強い日本の政策が太平洋地域に及ぼす影響を分析するのが目的だった。高度の機密電文は複雑に暗号化されており、解読できなかったようだ」と話している。
外務省幹部は毎日新聞の取材に対し「傍受されたのは簡略な電文だと思う。超極秘の外交電文を解読するのは無理だ。事情が今一つよくわからないが、日本の外交機密はしっかりと守秘されているものと確信している」と話している。
<ニッキー・ハガー氏> 1958年生まれ。外交・軍事問題の民間研究員。96年、GCSBの調査をもとにした著書「シークレット・パワーズ」を発表し、エシュロンの存在を指摘した。
[毎日新聞6月27日] ( 2001-06-27-03:01 )
こめんと;
外務省幹部の「事情がよくわからない」にもかかわらず「機密は守られていたと確信」とは笑止!米国に文句言うつもり無いんだな。そんな腰抜けの売国奴に税金から給料払ってるんだから泣けてくる。