投稿者 重慶大厦 日時 2001 年 6 月 21 日 15:40:03:
中国に皇帝いらぬ 江沢民体制をチクリ? 人民日報がコラム掲載
2001.04.26 読売新聞 東京朝刊 6頁 (全461字)
【北京25日=藤野彰】中国共産党機関紙「人民日報」は二十五日、
「我々は皇帝を必要としない」とのコラムを掲載し、新中国建国後、
半世紀が過ぎても中国社会に「皇帝意識」が根強く残存していること
を指摘、「特権思想」「人治思考」などを厳しく批判した。
政治改革を棚上げにし、“家父長的振る舞い”が目立つようになった
江沢民長期政権と党の古い体質自体を暗にやゆしたものとも受け取れる。
コラムは、表面的には、中国で現在、清朝など封建王朝時代に題材をとった
ドラマや小説がブームになっていることを取り上げ、「皇帝意識が知らず
知らずのうちに我々の頭を侵食している」と警鐘を鳴らす内容となっている。
しかし、コラムはそれを受ける形で「皇帝意識は我々の社会生活、政治生活
を蝕んでいる。特権思想、家父長的手法、コネ意識、身分意識、派閥傾向、
人治思考など、一つとして皇帝意識の産物でないものはない」と強調。
さらに、「我々には皇帝も皇帝意識もいらない。我々に必要なのは主人として
の地位であり、民主意識である」と結論付け、主権在民と民主化の必要性を訴
えている。
読売新聞社