投稿者 ずっこけ善財童子 日時 2001 年 6 月 13 日 23:12:41:
回答先: 日蓮曼荼羅の問題点 投稿者 山幸彦 日時 2001 年 6 月 07 日 13:32:31:
○大宇宙・人間・大自然という一切の生命を貫いて、すべてを創造、展開
させている源泉の法、すなわち、それが南無妙法蓮華経であり、仏の生命
である。経文には「諸仏の智慧は甚深無量なり」と説いている。
この広大な力強い宇宙生命の根源のリズムに、自分自身の生命活動の呼吸
を合わせ合致させるとき、たとえ一個の小さな人間生命であっても、そこ
にかぎりない生命力の律動、すなわち深く大きい知恵を湧現することが
できる。これを境智冥合というのである。
しかし、ただ漠然と宇宙の法を考えただけでは何にもならない。
そこで、日蓮大聖人は万人ができる実践方法を確立された。
すなわち根源の生命である万法の体を、南無妙法蓮華経の御本尊に縮図
して顕わされたのである。
したがって、私達は、御本尊を対境として信心すれば、そのまま大宇宙
の生命と呼吸を合わせることになる。
○慢心、愚かさという煩悩に支配され、ほんろうされて自分自身を見失って
いるとき、その自分をコントロールできない知恵のなさを馬鹿というのである。
この煩悩の病は、肉体とか精神の問題以上に深い次元の生命の病なのである。
これを仏法では、貪・瞋・痴の三毒と称している。仏法は、人間を暗愚に
しているこの三毒を見つけだし、その解毒法、変毒為薬の法を立てたのである。
仏を譬如良医とし、法を是好良薬とするゆえんである。
南無妙法蓮華経の御本尊は「人法一箇」といい、大良医であり、大良薬なので
ある。
○本はいい本だったら十回ぐらい読み、思索し、批判して自分のものに
していきなさい。
○本に読まれるな。本を読んだら思索しなければならない。今の若い者は
よく本を読むようだが、思索が足りない。本を読んで、思索することが
自分のものになるのだ。
(牧口常三郎箴言集:第三文明社より引用)創価学会版・一念三千