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投稿者 座頭市 日時 2001 年 6 月 13 日 03:14:14:
つい先日、今年のビルダーバーグ総会が無事終了したようですが、
今年は１９５４年の初回以来、第４９回目にあたるそうです。
それでゆくと来年は、第５０回目になり、大いに盛り上がることで
しょう。
ところで、Robert Gaylon Ross,Sr.氏の著作 Who's Who of the
Elite(1995)によると、ビルダーバーグ総会は過去、次の各国で開催
されてきたとのこと。
スウェーデン（３）
スイス（３）
フランス（３）
ドイツ（３）
アメリカ（２）
イギリス（２）
ベルギー（２）
デンマーク（２）
イタリア（２）
トルコ（２）
カナダ（２）
オランダ（１）
フィンランド（１）
ただし、1976年から1990年までは、未収載。
2000年のベルギー、2001年のスウェーデンをこれに追加。
開催は主に年１回、例外的に1955年と1957年は年２回。
（だとすると今年は第50回、来年は第51回のはずですが？）
これらのデータにもとづいて、いったいどのような人物たちが
主導権を握っているかを大雑把に推測してみました。
自分の主宰する会議に、地球の裏側まで足繁く出向いて開催す
るのは少し無理がある思われます。
また一般的に、大国ほど大きな発言力を持っていると考るのが
妥当と思われますが、そうなっていない場合、なんらかの要因
が予想されます。
そこで試みに（国別開催回数／国別ＧＤＰ）を計算し、値の大
きな順に並び変えてみると、次のような興味深い結果となりま
した。この値を仮に特異度(%)と呼ぶことにします。
因みに、国別ＧＤＰの値は総務庁の95、97、98、99の４年分の
データを参考にしました。
国 名 特異度(%)
1.スウェーデン･･(100)
2.デンマーク･････(91)
3.スイス･････････(88)
4.トルコ･････････(86)
5.ベルギー･･･････(62)
6.フィンランド･･･(62)
7.カナダ･････････(26)
8.オランダ･･･････(21)
9.フランス･･･････(16)
10.イタリア･･･････(14)
11.イギリス･･･････(12)
12.ドイツ･････････(11)
13.アメリカ････････(3)
（特異度(%)は最大のスウェーデンを100としました。）
この結果から、次のことがわかります。
・スウェーデン、デンマークが経済力にふさわしくない発言力
を持っていることがわかります。
・スイスは金庫番で当然か。
・トルコの異常さが目に付きます。やはり。
・カナダやアメリカは遠いよそ者扱いか。
デビッド・ロックフェラーがブツブツ言いながら出かけて行
く姿が目に浮かびます。
・宇野正美氏の言うクラブ・オブ・ジ・アイルズ（島のクラブ）
説もあながち根拠のない話でもなさそうです。
・ただスペインやオーストリアが見あたらないのはどうした
ことか。ノルウェーは寒すぎるし、スペインは汚い、か。
・この結果からＧＤＰとの対比のみでは少し、無理がありそう。
・この特異度を曲率として地球儀に円を描くと面白いかも。
・どなたか欠落部分のデータの補足と修正式を提案下さい。
▲昨年の参加者の写真の中に、青二才のPrinceたち４人の写真
が含まれてました。
http://ourworld.compuserve.com/homepages/grattan_healy/wanted.html
ついこのあいだ封切りになった映画「ザ・スカルズ」に出て
くるエール大学の２、３年生の若きスカル・アンド・ボーン
ズの姿が重なってきます。
こうやって、傲岸不遜なオリンピアンズに成長してゆく過程
を見るのは空恐ろしい感じがします。
ついでに、
Tomasso Padoa-Schioppa of the ECB
この人の写真は、映画「チャンス」に出てくる、ランド財団の
会長にそっくりで実に面白い。本人かも。
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