投稿者 sankei 日時 2001 年 6 月 12 日 16:33:00:
「憲法改正支持を」日本の集団的自衛権行使
ヘリテ−ジ財団 米政権に提言
【ワシントン11日=古森義久】米国の大手シンクタンクのヘリテー
ジ財団は十一日、小泉純一郎首相の訪米を前にブッシュ政権への政策
提言の報告書を発表し、小泉政権の憲法改正の試みを支持することを
促した。
同報告書は米国にとっての対日同盟の重要性を強調したうえで、ブ
ッシュ大統領は小泉首相の政治や経済の改革の努力を全面的に支持す
ることが米国の利益にも合致する、と述べている。同報告書はブッシ
ュ大統領がそのために小泉首相の訪米にこたえる形で十月には訪中の
いかんにかかわらず日本を公式訪問し、東京での日米サミットを開く
べきだとしている。
具体的な政策面では同報告書はブッシュ政権が小泉政権の憲法改正
の動きを支持することを提言し、その理由として日本は現在の憲法の
解釈では集団的自衛権を行使できず、米軍との有事の効率的な協力が
できないうえ、国連平和維持活動でも正常の参加ができないことをあ
げている。
同報告書は集団的自衛権について公海での日米共同の防衛行動で米
軍が攻撃を受けても日本の自衛隊はなんの支援もできないという状況
を指摘し、憲法の改正によるか、解釈変更によるかは日本が独自に決
めることだが、集団的自衛権を行使できるようにしておくことが日米
同盟への貴重な寄与になる、と説明している。