投稿者 たけしくん 日時 2001 年 6 月 10 日 22:22:25:
2001年6月7日
「携帯電話がDNAを破壊」 米EMXが人体への影響発表へ
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電磁波の影響を軽減する技術を開発している米EMXは、携帯電話が人体に及
ぼす影響についての新しい研究結果を7日(英時間)、英ロンドンで開催中の
携帯電話と健康に関する会議で発表する。同社によると、繰り返し携帯電話の
電磁波にさらされた体細胞は、修復機能が低下するという。また発表では、EM
Xが開発した「EMFバイオチップ」によって携帯電話の影響を軽減できることを
実証するとしている。
同社創設者兼CEOのトーマス・マグナッセン博士と、ワシントン大学のヘン
リー・ライ博士(生体工学)が発表するもの。ライ博士は70年代末から電磁波
の生物学的影響について研究している。両氏によると、携帯電話が発する電波
が細胞内のDNAの二重らせん構造を破壊し、これによって細胞そのものが自然
に持っている修復機能が損なわれるという。
通常、携帯電話の発する電波はDNAに直接ダメージを与えるには微弱すぎる
とされている。しかし、弱い電波でも生体に一定のストレスを与えることが複
数の研究機関によって確かめられており、ライ博士は、繰り返し電磁波を浴び
ることによってDNAが破壊されることを確認したという。実験には、破壊され
たDNAが「彗星のしっぽ」のような形になった状態を確認する「コメット分析
法」と呼ぶ手法を使った。また、こうした影響はEMFバイオチップによって緩
和できることをラットの脳で実証したという。
EMXは、昨年末、携帯電話の電波に対して、「撹乱」するノイズを発して人
体への影響を軽減するという「EMFバイオチップ」を発表した。これに対し研
究者の間には、携帯電話の電波には人体に影響を与えるほどの強さはない、と
する懐疑的な見方もある。
[EMX]
http://www.emf.com/
(三好 豊)