投稿者 川越ウォッチャー 日時 2001 年 6 月 10 日 12:50:36:
非道・高橋正平荒川右岸用排水土地改良区理事長は、県議(埼玉県議会補欠選挙)に出馬する資格があるのか!
善意の農家の人の作業中の事故死
事後処置が余りにも非道だ、と実状を知る人々の声
昨年(平成十二年)八月二十一日午後三時頃/川越市大字伊佐沼九一七番地/伊佐沼駐車場西側・鴨田排水路末端集塵採取場において、鴨田地区で農業を営む関根午吉さん(六九歳)が無惨な事故死を遂げた。
関根さんは、農業のかたわら明るい穏やかな人柄を買われて、鴨田地区水利組合長を務めておられた。高橋正平荒川右岸用排水土地改良区理事長とは旧知の仲で、用水路の末端に設置してある除塵機操作盤の自動巻き上げスイッチを押し、流れ寄るゴミを取り除く作業を度々高橋正平氏から依頼され、その都度応じてきた。
だが体力の衰えはことに、雨の後など除塵機の操作だけでは除去出来ない手に負えぬ 大きなゴミ(カーペットやマットレスや流木等)が除塵巻き上げ機に絡まるために、巻き上げ機の間に身を乗り入れ、そうしたものを除去する作業は、水に腰まで漬かっての一人での作業は関根午吉さんには既に無理な肉体労働だった。
関根午吉さんは、体力の限界を高橋正平氏に訴え、度々の依頼を断るのだが、高橋正平氏は巧みな言辞を以て関根午吉さんを除塵作業に従事させてきた。
いわゆる「荒川右岸用排水土地改良区の職員の当然の服務」を、高橋正平理事長は関根午吉さんを個人的に除塵使役人として酷使したのだ。
此の日関根午吉さんは、除塵装置の巻き上げ機械に挟まれ死亡した。
人の好い関根午吉さんは、まったくの只働きであったという。
土地改良区高橋理事長による、無配慮な人為的とも言うべき悲しい事故死から、間もなく一周忌となる。
関根午吉さんの無惨な事故死
高橋正平理事長の管理者責任を追及する
事故当日、発見された関根午吉さんの躯を挟んだ除塵機を分解し、遺体を収容した川越地区消防本部(山田範男消防長)で関根午吉さんの事故当時の様子を訊ね、担当者からの説明を受けた。
現地からの急報を受け救急隊員が出動したのが午後四時、不正確だが死亡推定時刻は午後三時頃で、関根午吉さんの死亡原因は、作業中に機械(除塵機)に挟まれたもので、現場到着時には既に除塵機は停止していた。
関根午吉さんは、除塵機内の回転軸と集塵刃に胸部から腹部を挟まれ、さらに腹部に集塵刃が突き刺さった痛ましい姿であったという。大きなスプリングの入ったマットレスを喰え込んだ集塵刃よりマットレスを除去するのに、機械を作動させながらの作業中に巻き込まれたのだ。一刻も早く御遺体を収容しようと機械を分解し、一部破損する必死の作業であったという。
消防本部による事故当日の記録は、「伊佐沼用水路事故死(関根午吉六九歳)」とある。無惨といえば御遺族の悲嘆は更に増して深くなろうが、管理者責任を回避する高橋正平氏の心無き姿勢で、御遺族にとって関根午吉さんの無惨な事故死を更に無惨なものと感じて当然だろう。
関根午吉さんを危険な作業に引き摺り込んだ高橋正平理事長は、当該大事故にいかなる管理者責任を痛感しているのだろうか、現在に至るも御遺族に弔慰金すらも払わない、その理由を五月二五日午後、荒川右岸用排水土地改良区事務局次長永島秀夫氏はこう語る。関根午吉さんは鴨田地区の水理組合長という責任者であるので、ゴミの除去をお願いしていたという。
当土地改良区では、賠償責任保険に加入しているが、関根午吉さんに関して保険会社は保険の支払いを回避している。弔慰金については事故者の四十九日の法要前にそうした話は非礼に当ると考え、法要以後にと考えていたが向こうさんが弁護士を依頼し、その弁護士を通 じて以外問題解決は出来ぬというので、当方も現在弁護士を依頼し、弁護士間で話をしていると語るのであった。
高橋正平氏とは、良心の灯を自ら吹き消した男だったのか
事後対応は人任せ
高橋正平理事長の一連の姿は、血の通った、ましてや政治家として歩んだ、また歩もうとしている人間の取るべき行為ではない。高橋理事長は、土地改良区職員の果 たすべき業務を断り続ける関根午吉さんに、無理に作業を押し付けて来た。
その結果、関根午吉さんは作業事故死した。
賠償責任問題など後の話だ。
旧知の仲なら午吉さんの枕辺に坐して渾身合掌し、慰謝料等総ての保障は理事長責任を以って負う、と誠心誠意御遺族の前に申し出るのが管理者としての人の道ではなかったのか、同時にこの事故は、作業中の労災事故だ。何故その手続を踏まぬ のか、それは適用にならぬと永島次長は言う
賠償責任保険も保険会社が逃げているという。個人に対する実に配慮を欠いた事務処理だ。遺族の弁護士に誠意を以て何故会わぬ 、己に迫る汚点からの逃避だ。
ならば荒川右岸用排水土地改良区の責任を以て支払ったらどうだ。市からも補助を受け、更に水田一反当り五千円の維持費を徴収する土地改良区が、である。
関根午吉さんの御遺族が弁護士を付けたからといって土地改良区でも弁護士を立てるなどの対立意識は、高橋正平氏にはヒューマニズムの欠けらも無い証左だ。
これこそ血も涙も無い人間のやることだ。関根午吉さんの御遺族が弁護士を依頼せざるを得なかった理由は、「告別 式に高橋正平氏は、香典の領収書を発行しろ」という冷酷なその言葉に御遺族が、日頃関根午吉さんをこき使った高橋正平氏の姿をそれに重ね、政治家そして荒川右岸用排水土地改良区理事長としての非情な姿を合せて透視したからだ。
御家族はキレた。
だから弁護士に総てを依頼したのである、と地元の某氏は語る。
"こんな冷酷な人が埼玉県議に立候補するなんて!!"
己の尻の不始末も処理せぬ男に川越市民を代表する県会議員の資格はない、と語るのだ。
「でも、ああした身勝手な人だから県議に立つからには、急いでこの問題をクリアーするかも知れない」と笑っていた。
以上である。
この痛ましい事故に遭われた関根午吉さんに、心からなるご冥福をお祈り申し上げます。
合掌。