投稿者 iftech 日時 2001 年 4 月 20 日 16:37:11:
版: FACE="Century">2.8.0
最終修正:2001 FACE="MS 明朝">年月1日 FACE="Century">30日
著者:jmoulder@mcw.edu
CLEAR="ALL">
GO TO : HomeHREF="mailto:jmouder@mcw.edu"> ( FACE="Century">Medical Colledge of Wisconsin, General Clinical
Research Center におけるEMF FACE="MS 明朝"> 関係のホームページ)
FACE="MS 明朝">日本語訳:Medical College
of Wisconsin(ウィスコンシン医科大学)ならびに FACE="Century">John E. Moulder 教授(放射線腫瘍学)の許可を得て、次の FACE="Century">FAQ (Frequent Asked Question 問合せの多い質問 FACE="Century">)を翻訳し当ホームページに掲載しています。
CLEAR="ALL">FAQ "Cellular Phone
Antenna (Base Stations) and Human Health" (セルラー電話のアンテナ(基地局)と人の健康) FACE="Century">
( http://www.mcw.edu/gcrc/cop/cell-phone-health-FAQ/toc.html
)
日本語訳の内容で不明な点がありましたら、翻訳者までご連絡下さい。
CLEAR="ALL">翻訳者:
財団法人 FACE="MS 明朝">未来工学研究所 本間 FACE="MS 明朝">純一( j.homma@iftech.or.jp FACE="MS 明朝">)
著作権の注意(Copyright
Notice)
このFAQ FACE="MS 明朝">は、John
MoulderおよびMedical
College of Wisconsin(ウィスコンシン医科大学)に著作権( FACE="Century">1996〜2000 FACE="MS 明朝">年)があります。インターネットコミュニティで役に立ち入手できるように作成してあります。
このFAQの一部は、次の論文から取り出しており、その論文の著作権により保護されています。
- KR Foster, LS Erdreich, JE Moulder:
Weak electromagnetic fields and cancer in the context of r isk
assessment. Proc IEEE, 85:733-746, 1997.
- JE Moulder: Power-frequency fields and
cancer. Crit Rev Biomed Eng 26:1-116, 1998.
- JE Moulder, LS Erdreich, RS Malyapa,
J Merritt, WF Pickard, Vijayalaxmi: Cell phones and cancer: What
is the evidence for a connection? Radiat. Res., 151:513-531,1999.
- KR Foster and JE Moulder: Are mobile
phones safe? IEEE Spectrum, August 2000, pp 23-28.
- KR Foster and JE Moulder: Mobiles et
cancer, un vrai casse-tete. La Recherche 337:39-47,2000.
- KR Foster, P Vecchia et al: Effetti
sulla salute dei telefoni mobili. AEI 87:36-41,2000.
修正しない限り、この文書を電子的に複写および再配布することは許可されます。そのような再配布について通知していただければありがたい。 FACE="Century">John Moulderの明確な書面での許可がない限り、この FACE="Century">FAQは、電子媒体、 FACE="Century">CD-ROMまたはデータベースを含むいかなる媒体でも販売することはできません、あるいは、印刷して発行することもできません。
1. FACE="MS 明朝">セルラー電話やPC FACE="MS 明朝">Sの基地局アンテナ付近での生活、仕事、遊び、および通学に関係した、健康の危険要因はありますか? FACE="Century">
2.
セルラー電話や FACE="Century">PCSの基地局アンテナから受けそうな健康の危険について、ひどく心配されているのですか? FACE="Century">
3. FACE="MS 明朝">セルラー電話、PCS FACE="MS 明朝">電話、他のポータブル電話間の違いは、人の健康に対し基地局アンテナの及ぼしそうな影響を評価するとき、重要になりますか? FACE="Century">
4. FACE="Century">PCS基地局アンテナと他のラジオ・ FACE="Century">TV放送アンテナの違いは、人の健康に対しそれらのアンテナの及ぼしそうな影響を評価するとき、重要になりますか? FACE="Century">
5. FACE="MS 明朝">セルラー電話やPCS FACE="MS 明朝">の基地局アンテナは、放射を生じますか?
CLEAR="ALL">6. セルラー電話や FACE="Century">PCSの基地局アンテナからの非電離放射線(電波)は、 FACE="Century">X線のような電離放射線に類似していますか? FACE="Century">
7. FACE="MS 明朝">セルラー電話やPCS FACE="MS 明朝">の基地局アンテナからの電波は、送電線から生じる「EMF FACE="MS 明朝">」に類似していますか?
CLEAR="ALL">8. セルラー電話や FACE="Century">PCSの基地局アンテナには安全基準がありますか? FACE="Century">
9. HREF="#anchor8304">これらの無線周波の安全基準に関する科学的根拠はありますか?
FACE="Century">10. 全ての安全基準は同じですか? FACE="Century">
11. HREF="health1.html#anchor9556">米国は、携帯電話基地局の安全指針を定めていますか? FACE="Century">
12. FACE="MS 明朝">セルラー電話やPCS FACE="MS 明朝">の基地局アンテナは、安全基準に適合させることができますか?
CLEAR="ALL">13. FACE="MS 明朝">セルラー電話やPCS FACE="MS 明朝">の基地局アンテナが安全基準に適合できないような状況は、ありますか? FACE="Century">
14. FACE="MS 明朝">セルラー電話やPCS FACE="MS 明朝">の基地局アンテナが安全基準に確実に適合するためには、どのような設置上の判断基準が必要ですか?
A FACE="MS 明朝">一般的な設置上の判断基準には、どのようなものがありますか?
CLEAR="ALL">B HREF="health1.html#anchor12338">ハイゲイン(セクター)アンテナとローゲイン(ホイップ)アンテナの違いは、どのようにして識別できますか? FACE="Century">
C FACE="MS 明朝">ハイゲインアンテナとローゲインアンテナのRF FACE="MS 明朝">パターンは、どのように違いますか?
CLEAR="ALL">D FACE="MS 明朝">セルラー電話や基地局のアンテナが上部に設置されている建物の最上階で生活しても、安全上問題はないですか? FACE="Century">
E
WIDTH="31" ALIGN="BOTTOM"> FACE="MS 明朝">セルラー電話やPCS FACE="MS 明朝">の基地局アンテナサイト周辺で、使用制限や「セットバック」が義務づけられていますか? FACE="Century">
F HREF="health1.html#anchor105414">携帯電話の基地局アンテナ周辺で働く場合、どのような予防措置が必要ですか?
CLEAR="ALL">G HREF="health1.html#anchor5 0724">携帯電話基地局の無線周波放射指針への適合性は、どのように評価しますか? FACE="Century">
H FACE="Century"> 「アンテナゲイン」、「送信機電力」、「実効放射電力( FACE="Century">ERP)」の語句は、どういう意味ですか?
15. FACE="MS 明朝">皆が現行RF安全基準に同意していますか? FACE="Century">
A FACE="MS 明朝">米国環境保護局(EPA FACE="MS 明朝">)は、セルラー電話やPCS FACE="MS 明朝">電話に対する現行安全基準が妥当であると考えていますか?
CLEAR="ALL">B FACE="MS 明朝">オーストラリアのグループが、TV FACE="MS 明朝">放送塔付近で生活すると小児白血病が増えるという証拠があると主張していますか? FACE="Century">
C FACE="MS 明朝">イスラエルの疫学者が、低レベルのRF FACE="MS 明朝">曝露はさまざまな健康影響を引き起こす証拠があると主張していますか? FACE="Century">
D FACE="MS 明朝">英国のグループが、高出力FM/TV FACE="MS 明朝">放送アンテナ周辺での過度の白血病やリンパ腫を報告していますか? FACE="Century">
E FACE="MS 明朝">ワシントン大学(米国シアトル)の研究者が、基地局からのRF FACE="MS 明朝">曝露は危険という証拠があると主張していますか?
CLEAR="ALL">F HEIGHT="12" WIDTH="31" ALIGN="BOTTOM"> FACE="MS 明朝">英・米・仏のTV FACE="MS 明朝">での、セルラー電話がガンを引き起こすかも知れないと示す新データがあるとの主張について、どのように思いますか? FACE="Century">
G FACE="Century"> 英国の独立専門家グループ(スチュアート委員会)は、セルラー電話基地局の安全性についてどのように述べましたか?
16. NATURALSIZEFLAG="3" HEIGHT="12" WIDTH="31" ALIGN="BOTTOM">HREF="health2.htm#anchor164506">基地局からの FACE="Century">RF曝露が安全であると示す疫学研究はありますか? FACE="Century">
17. FACE="MS 明朝">変調RF放射は、多くの実験室での研究で使用される連続波( FACE="Century">CW)RF FACE="MS 明朝">放射とは異なる影響を及ぼすことがありますか?
CLEAR="ALL">18. 電波の影響に対し、より敏感なグループ(例えば、子供や大人)は存在しますか? FACE="Century">
19. FACE="MS 明朝">セルラー電話やPCS FACE="MS 明朝">の基地局アンテナが、心臓のペースメーカーに影響したり、頭痛を生じたり、等々の原因になるでしょうか?
A FACE="MS 明朝">セルラー電話やPCS FACE="MS 明朝">の基地局アンテナは、心臓ペースメーカーのような医療機器に影響を及ぼすでしょうか? FACE="Century">
B NATURALSIZEFLAG="3" HEIGHT="12" WIDTH="31" ALIGN="BOTTOM"> FACE="MS 明朝">セルラー電話やセルラー電話基地局が頭痛を引き起こしますか? FACE="Century">
C NATURALSIZEFLAG="3" HEIGHT="12" WIDTH="31" ALIGN="BOTTOM"> FACE="MS 明朝">セルラー電話やセルラー電話基地局からの無線周波放射は、生理・行動的変化を引き起こしますか? FACE="Century">
20. 電波は生物学的影響を生じますか? FACE="Century">
21. HREF="health2.htm#anchor23190">電波がガンを引き起こすことがあるという再現された証拠はありますか? FACE="Century">
22. FACE="MS 明朝">電波が流産や先天的欠損症を引き起こすことがあるという証拠はありますか? FACE="Century">
23.
電波と人の健康に関する最近の科学的研究から、何が示されますか? FACE="Century">
A HEIGHT="12" WIDTH="31" ALIGN="BOTTOM"> HREF="health2.htm#anchor24478">科学会議や科学ジャーナル HREF="health2.htm#anchor24478">からの最近の報告では、何が述べられていますか? FACE="Century">
B HREF="health2.htm#anchor200512">マウスをセルラー電話の放射に曝露するとガンが生じるという報告について、どのように思いますか? FACE="Century">
C HREF="health2.htm#anchor25995">ガンになるかどうかを調べるために、げっ歯類動物をセルラー電話の放射に曝露する実験を他に行っていますか? FACE="Century">
D NATURALSIZEFLAG="3" HEIGHT="12" WIDTH="31" ALIGN="BOTTOM"> HREF="health2.htm#anchor26575">マウスをセルラー電話の放射に曝露するとマウスの脳細胞の FACE="Century">DNAが傷害を受けるという報告について、どのように思いますか? FACE="Century">
24. NATURALSI
ZEFLAG="3" HEIGHT="12" WIDTH="31" ALIGN="BOTTOM">HREF="health2.htm#anchor27158">さらに多くの情報はどこで入手できますか? FACE="Century">
25.
誰がこれらの質問と回答を書きましたか? FACE="Century">
HEIGHT="12" WIDTH="31" ALIGN="BOTTOM">改訂
2.8.0版、 FACE="Century">2001年1 FACE="MS 明朝">月30日:
2.7.1版、 FACE="Century">2000年12 FACE="MS 明朝">月:
2.6.3版、 FACE="Century">2000年10 FACE="MS 明朝">月:
2.6.2版、 FACE="Century">2000年9 FACE="MS 明朝">月:
1) FACE="MS 明朝">セルラー電話やPCS FACE="MS 明朝">の基地局アンテナ付近での生活、仕事、遊び、および通学に関係した、健康の危険要因はありますか?
いいえ。科学界(米国内学会と国際学会の両方)のコンセンサスによれば、これら基地局アンテナからの電力は非常に小さいので、人々がアンテナ間近に近づかないよう離れているかぎり健康の危険要因を生じることはありません。( FACE="Century">Q13 FACE="MS 明朝">およびQ14 FACE="MS 明朝">参照)
アンテナ(無線周波放射を発生する物体)と、タワー(塔)やマスト(そのアンテナが取り付けられている構造物)との違いに気づくことは重要です。人々が距離を置かなくてはいけないのはアンテナであって、そのアンテナを支えるタワーではありません。
2) FACE="MS 明朝">セルラー電話やPCS FACE="MS 明朝">の基地局アンテナから受けそうな健康の危険について、ひどく心配されているのですか?
実際は、そうでもありません。ハンドヘルドのセルラーや FACE="Century">PCSの電話機自体から及ぼされる人の健康影響について心配するいくつかの理由はあります(人の健康への危険が実際にあるというのは確かではないのですが)。これらの心配は、これらの電話機のアンテナが使用者の体のごく小さな領域に大量のエネルギーの無線周波を送出できるという理由から来るものです FACE="Century">[83] FACE="MS 明朝">。基地局のアンテナはそのような「ホットスポット」を作り出さないので、電話機に関係して起こりそうな安全性の問題は、基地局のアンテナには実際は当てはまりません。
ハンドヘルド電話に関する健康問題の詳細な議論については、 FACE="Century"> ICNIRP報告 FACE="Century"> [1] FACE="MS 明朝">、 Moulder FACE="MS 明朝">と同僚 による論評 FACE="Century"> [95,HREF="health3.htm#anchor23842">131]、 FACE="Century"> Royal Society of Canadaによる論評 FACE="Century">[99] FACE="MS 明朝">
、英国のIndependent Expert
Group on Mobile Phones(携帯電話に関する独立専門家グループ) FACE="Century"> (the "Stewart Commission") FACE="MS 明朝">の報告[128] FACE="MS 明朝">、さらに Human
Exposure to Radio Frequency and Microwave Radiation from Portable
and Mobile Telephones and Other Wireless Communication Devices,
A COMAR Technical Information Statement (ポータブル/モバイル電話やその他無線通信機器からの無線周波やマイクロ波放射への人の曝露)を参照してください。
3) FACE="MS 明朝">セルラー電話、PCS FACE="MS 明朝">電話、他のポータブル電話間の違いは、人の健康に対し基地局アンテナの及ぼしそうな影響を評価するとき、重要になりますか?
いいえ。セルラー電話、 FACE="Century">PCS電話、または他国で使われる「モバイル」電話間には、多くの技術上の違いはあります FACE="Century"> [2 FACE="MS 明朝">、 FACE="MS 明朝">国際注記2 COLOR="#008080" FACE="MS 明朝">も参照]
。しかし、人の健康に影響しそうな危険要因を評価するとき、重要となる唯一の違いは、僅かに異なる周波数でこれら機器が使われていることです。いくつかの基地局(例えば、米国で使われるセルラー電話の基地局)からの電波は、他の種類の基地局(例えば、米国で使われる FACE="Century">PCS電話の基地局)からの電波より、幾分多く人体に吸収されるかも知れません FACE="Century">[23] FACE="MS 明朝">。しかし、いったんエネルギーが吸収されてしまうと、その影響は同じです。
4) PCS FACE="MS 明朝">基地局アンテナと他のラジオ・TV FACE="MS 明朝">放送アンテナの違いは、人の健康に対しそれらのアンテナの及ぼしそうな影響を評価するとき、重要になりますか?
はい と FACE="MS 明朝">いいえ。(訳注:「はい、いいえ、のどちらとも言えます」の意ですが、以下「はい
と いいえ」と表記。) いくつかのアンテナ(特に FACE="Century">FMやVHF-TV FACE="MS 明朝">放送のアンテナ)からの電波は、他の電波源(例えば、セルラー電話やPCS FACE="MS 明朝">電話の基地局アンテナ)からの電波よりも多く、人体に吸収されます。しかし、いったんエネルギーが吸収されてしまうと、その影響は基本的に同じです。
さらに、FM FACE="MS 明朝">とTVのアンテナは、基地局アンテナよりも FACE="Century">100〜5000 FACE="MS 明朝">倍強力ですが、はるかに高い塔(典型的には800 FACE ="MS 明朝">〜1200フィート)の上に設置されています。
5) FACE="MS 明朝">セルラー電話やPCS FACE="MS 明朝">の基地局アンテナは、放射を生じますか?
はい。セルラーや FACE="Century">PCSの電話およびそれらの基地局アンテナは、無線機器であり無線周波( FACE="Century">RF)を放射し FACE="Century">[3] FACE="MS 明朝">、これによって動作します。この無線周波の放射は「非電離」であり、その生物学的影響は FACE="Century">X線機器から発生する「電離」放射線とは基本的に異なります FACE="Century">[Q6参照 FACE="Century">]。
6) FACE="MS 明朝">セルラー電話やPCS FACE="MS 明朝">の基地局アンテナからの非電離放射線(電波)は、X FACE="MS 明朝">線のような電離放射線に類似していますか?
いいえ。生物学的物質と電磁発生源との相互作用は、その発生源の周波数に依存します FACE="Century">[4] FACE="MS 明朝">。X線、電波、および送電線からの「 FACE="Century">EMF」(電磁界)は全て、電磁スペクトルの一部です。スペクトルの部分は、周波数と対応付けられます。周波数は、電磁界の方向が変化する割合であり、単位ヘルツ( FACE="Century">Hz)で表示します。 FACE="Century">1Hzは毎秒1 FACE="MS 明朝">サイクル(方向の変化)で、1 FACE="MS 明朝">メガヘルツ(MHz FACE="MS 明朝">)は毎秒百万サイクルです。
米国の電力は60 Hz FACE="MS 明朝">です。AMラジオは約 FACE="Century">1 MHzの周波数、 FACE="Century">FMラジオは約 FACE="Century">100 MHzの周波数、電子レンジは FACE="Century">2450MHzの周波数、 FACE="Century">X線は百万MHz FACE="MS 明朝">を超える周波数です。セルラー電話は860 FACE="MS 明朝">〜900 MHz FACE="MS 明朝">で使われ、PCS FACE="MS 明朝">電話は1800 FACE="MS 明朝">〜2200 MHz FACE="MS 明朝">で使われています[HREF="health3.htm#anchor71203">国際注記 FACE="Century">2も参照 FACE="Century">]。
X線特有の極超高周波数では電磁粒子は、化学結合を破壊(電離)するほどの高いエネルギーを有します。このため FACE="Century">X線は細胞の遺伝物質を破壊し、ガンや先天的欠損症を引き起こすことがあります。もっと低い周波数では、例えば電波では、粒子のエネルギーははるかに低いので、化学結合を破壊することはできません。このようなわけで電波は「非電離」です。非電離放射線は化学結合を破壊できないので、電離放射線( FACE="Century">X線)と非電離放射線(電波)の生物学的影響には類似性はありません FACE="Century">[4] FACE="MS 明朝">。
(訳注)static field:
静電磁界、power
line:送電線、microwave
oven:電子レンジ、heat
lamp:太陽灯(医療用)、tanning
booth:人工日焼け室、medical
x-rays:医療用X FACE="MS 明朝">線、Wavelength(meters FACE="MS 明朝">):波長(メートル)、 FACE="Century">Frequency( FACE="Century">Hz):周波数(ヘルツ)、 FACE="Century">ELF:超低周波、 FACE="Century">Radio(RF FACE="MS 明朝">):無線周波、 FACE="Century">Microwave(MW):マイクロ波、 FACE="Century">Infrared(IR) FACE="Century">:赤外線、Ultraviolet FACE="MS 明朝">(UV) FACE="Century">:紫外線、Non-Ionizing: FACE="MS 明朝">非電離の、Ionizing: FACE="MS 明朝">電離の、Non-thermal: FACE="MS 明朝">非熱の、Thermal: FACE="MS 明朝">熱の、Optical: FACE="MS 明朝">可視光線の、Broken bonds: FACE="MS 明朝">破壊された結合、Low induced
currents:低誘導電流、high
induced current:高誘導電流、Electronic
excitation:電子励起、DNA
Damage:DNA損傷、Heating: FACE="MS 明朝">加熱、Photochemicaleffect: FACE="MS 明朝">光電子効果、"CB"phones: FACE="MS 明朝">市民バンド無線電話、"cordless"phone: FACE="MS 明朝">コードレス電話、"cellular"phone: FACE="MS 明朝">セルラー電話、"PCS"phone: FACE="MS 明朝">技術注記2参照
7) FACE="MS 明朝">セルラー電話やPCS FACE="MS 明朝">の基地局アンテナからの電波は、送電線から生じる「EMF FACE="MS 明朝">」に類似していますか?
いいえ。送電線は、非電離放射線を少しも発生せず、電界と磁界を生じます。非電離放射線とは対照的に、電磁界はエネルギーを空間に放射せず、電力を切るとなくなります。送電線の電磁界が生物学的影響を与えるのは、どのような方法によるのか、あるいは実際に影響を与えるのか否かさえも、明らかではありません。しかし、仮に影響があるとしても、高電力の電波が生物学的影響を生じるのとは同じ方法ではありません FACE="Century">[4, HREF="health3.htm#anchor85179">53]。送電線の「 FACE="Century">EMF」と電波の生物学的影響には類似性はないようです。
8) FACE="MS 明朝">セルラー電話やPCS FACE="MS 明朝">の基地局アンテナには安全基準がありますか?
はい。セルラー電話や FACE="Century">PCSの基地局アンテナから生じる電波への公衆の曝露に関し、国内および国際の安全指針があります。最も広く受け入れられている基準は、米国電気電子学会と米国規格協会( FACE="Century">ANSI/IEEE) FACE="Century">[5] FACE="MS 明朝">、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP FACE="MS 明朝">)[6] FACE="MS 明朝">、および米国放射線防護計測評議会(NCRP FACE="MS 明朝">)[7] FACE="MS 明朝">により策定された基準です。
これらの無線周波の基準は「平面波電力密度」で表され、それは FACE="Century">mW/cu(ミリワット/平方センチメートル)で測定されます FACE="Century">[8] FACE="MS 明朝">。PCS(1800〜 FACE="Century">2000MHz)アンテナでは、 FACE="Century">1992年ANSI/IEEE FACE="MS 明朝">の一般公衆 への曝露基準は1.2 mW/c FACE="MS 明朝">u です。アナログのセルラー電話(約 FACE="Century">900MHz)では、 FACE="Century">ANSI/IEEEの一般公衆への曝露基準は FACE="Century">0.57 mW/cu FACE="Century"> です[HREF="health3.htm#anchor47254">9]。 FACE="Century">ICNIRP基準は僅かに低く、 FACE="Century">NCRP基準は本質的に全く同じです FACE="Century">[10] FACE="MS 明朝">。
1996年に米国連邦通信委員会( FACE="Century">FCC)は、FCC FACE="MS 明朝">の規制する周波数及び機器に関し、無線周波の指針を発表しました。その指針には、セルラー電話や FACE="Century">PCSの基地局アンテナに関するものも含まれています FACE="Century">[11] FACE="MS 明朝">。セルラー電話やPCS FACE="MS 明朝">の基地局アンテナに関するFCC FACE="MS 明朝">基準は、実質的にはANSI/IEEE FACE="MS 明朝">基準と同じです[5] FACE="MS 明朝">。
公衆の曝露基準は、比較的短時間−ANSI/IEEE FACE="MS 明朝">、NCRP、および FACE="Century">FCC基準(PCS FACE="MS 明朝">やセルラー電話の周波数で)の場合には30 FACE="MS 明朝">分−にわたる平均の電力密度に適用されます。多数のアンテナがあるところでは、これらの基準は全てのアンテナから生ずる電力の合計に適用されます FACE="Century">[13] FACE="MS 明朝">。
9) FACE="MS 明朝">これらの無線周波の安全基準に関する科学的根拠はありますか?
はい。科学者たちが電波の生物学的影響に関する発表文献を全て調査したところ、多くの重要点で一致していることが分かりました FACE="Century">[詳細は、HREF="health3.htm#anchor24397">1, 5,
6, 7,
14,
53, 83, 90,
95, 96 FACE="MS 明朝">および99 FACE="MS 明朝">参照]。
1. 電波に関する研究は広範囲にわたっており FACE="Century">[15] FACE="MS 明朝">、安全基準を確立するのに適しています。
2. 電波への曝露は、強度が大きいと危険になることがあります。可能性のある傷害としては、白内障、皮膚のやけど、深いやけど、熱ばて、および熱射病があります。 FACE="Century">
人が FACE="Century">RF放射に過剰曝露したときの判明している影響についての議論は、 FACE="Century">Reeves[126] FACE="MS 明朝">を参照。
3. 電波の生物学的影響は、エネルギー吸収率に依存します FACE="Century">[8] FACE="MS 明朝">。広範な周波数範囲(1 FACE="MS 明朝">〜10,000 MHz FACE="MS 明朝">)内で、周波数はほとんど問題になりません。
4. 電波の生物学的影響は、エネルギー吸収率に比例します。曝露の期間はほとんど問題になりません FACE="Century">[96] FACE="MS 明朝">。
5. 全身のエネルギー吸収率が一定値より低いところでは、繰り返し再現実験しても危険な影響は示されていません FACE="Century">[16]。
この科学的コンセンサスに基づき、さまざまな機関や国々で、安全基準設定に向けて種々の手法がとられました。その典型的手法は、 FACE="Century"> ANSI/IEEE[5]
および FCC[HREF="health3.htm#anchor413994">11]により用いられたものでした。
ANSI/IEEEおよび FACE="Century">FCCは、職業的曝露の指針を設定するために、 FACE="Century">10倍の安全許容範囲を適用しました。一般公衆の連続曝露に対しては、さらに FACE="Century">5倍の安全許容範囲を設けています。最終的に詳細な研究を遂行し、電力密度(ごく普通に測定できるもの)とエネルギー吸収(実際に重要なもの)との関係を確定しました FACE="Century">[8] FACE="MS 明朝">。
その結果として、かなり控えめな公衆の曝露の指針が得られました。その指針は、追試を重ねて生物学的影響が実際に観察されたレベルのただ FACE="Century">2%にしか過ぎないレベルに設定されました。
10) FACE="MS 明朝">全ての安全基準は同じですか?
いいえ。基準間に差異があります。 FACE="Century">ANSI、ICNIRP FACE="MS 明朝">、NCRPおよび FACE="Century">FCCは全て、安全指針設定に際し同じ生物医学的データならびに同じ一般的手法を用いています。しかし、異なるグループで使われたモデルに差異がありますので、最終的な数値に僅かな差異があります FACE="Century">[17] FACE="MS 明朝">。これら僅かな差異に関連づけるべきもので、生物学的に意味のあるものはありません。
多くの国々では、携帯電話基地局アンテナからのRF FACE="MS 明朝">放射への公衆曝露に対し、各国独自の規制を行っています。これら規制のほとんどは、 FACE="Century">ANSI/IEEE[5] FACE="MS 明朝">やICNIRP[6] FACE="MS 明朝">で使われている同じパターンや原理に従っていますが、それらは異なります。詳細については、 FACE="Century"> [ FACE="MS 明朝">注記12 FACE="Century">] を参照して下さい。
(1)Q11へ (Q11〜Q15)
(2)Q16へ (Q16〜Q25)
(3)Q1へ (Q1〜Q10)
(4)技術注記(参考資料)へ
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