エシュロンの存在確認 産業スパイは立証できず

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投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 6 月 01 日 13:50:04:

回答先: <田中外相>通信傍受アンテナの国内設置疑惑で「フォローする」 投稿者 マジか? 日時 2001 年 6 月 01 日 11:58:09:

05/30 20:58 エシュロンの存在確認 産業スパイは立証できず  外信95

 【ブリュッセル30日共同】冷戦時代に米英が中心となり世界に
張り巡らした通信傍受網「エシュロン」の活動を調べていた欧州議
会のシュミット調査特別委員会委員長は三十日の記者会見で、エシ
ュロンは存在するが、産業スパイに使われていることは立証できな
かったと発表した。                     
 委員長らがまとめた報告書案は来月二十一日の委員会で正式採択
の予定。                          
 エシュロンは一九七○年代に安全保障の一環として英米のほかカ
ナダ、オーストラリア、ニュージーランド各政府が合同で設置。冷
戦後は欧州企業を対象とした産業スパイに使われているとの疑惑が
もたれ、欧州議会は昨年七月から正式調査を始めていた。    
 同委員長によると、世界各地の米軍基地に設置されている直径十
五―十八メートルのパラボラアンテナは軍事目的には必要なく、民
間の衛星通信の傍受用とみられると結論付けた。さらに傍証として
、エシュロンの存在を認めるオーストラリア情報当局幹部やカナダ
議会での証言などを挙げた。                 
 基地は日本の三沢など十一カ所で、米軍は主として海軍、英国は
空軍の技術者が担当。UKUSAと呼ばれる協定に基づき情報を交
換しているとされる。                    
 産業スパイ疑惑については、今月、米国を訪れて米側にただした
が「米企業の制裁破り監視に利用することがある」との回答しか得
られず「証拠は得られなかった」と結論づけた。        
 報告書案は「個人の情報が傍受されればプライバシーが侵害され
る」として、EU加盟国である英国に自重を求め、EUとして暗号
ソフトの開発を進めるよう提言している。           
(了)  010530 2058              
[2001-05-30-20:58]



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