投稿者 asahi 日時 2001 年 6 月 01 日 09:56:05:
米軍と共に自衛隊撤退の約束、秘密文書で「ほご」 岩国
米海兵隊と海上自衛隊が共同使用する岩国航空基地(山口県岩国市)について、防衛
施設庁と県、市が92年、米軍が将来撤退した場合の自衛隊の基地単独使用をめぐる合
意議事録を内密に交わしていた。防衛施設庁が単独使用を要請すれば、県と市は「協力
する」と明記している。国と岩国市は38年前、米軍が撤退した場合は自衛隊も撤退す
ることを公文書で確認していた。
同基地からの米軍の撤退は、具体的に検討されたことはない。
議事録は92年6月18日付。当時の同庁の担当室長と広島防衛施設局施設部長、県
総務部理事、市基地対策担当部長が署名し押印している。
基地被害軽減のため、市が要望していた同基地の滑走路沖合移設事業の着手について
同庁内で最後の詰めをした時期だ。
議事録で、同庁は移設事業に伴い、「(米軍撤退後の)自衛隊の単独使用について容
認してもらえるものと理解」と協力を依頼。県、市側は「状況変化が生じ、国がもっぱ
ら自衛隊が使用することについて要請があれば、これに協力する」と回答している。
議事録締結の翌93年、移設事業が始まった。(07:13)