投稿者 kamiura.com 日時 2001 年 5 月 30 日 11:26:46:
回答先: 中谷防衛庁長官が対北朝鮮会合で田中外相に抗議 投稿者 yomiuri 日時 2001 年 5 月 30 日 11:25:36:
[コメント]外務省には国際問題(軍事を含む)を防衛庁に触らせないという厳しい掟があっ
た。かつて陸軍省や海軍省の時代に、外交を軍部が奪ったという怨念があるからだ。そのため
に、日本大使館の警備官(防衛庁・警察庁が派遣)は、大使館主催のパーティーの駐車場係り
や、日本からきた政治家のガイドぐらいにしか使っていない。1等書記官の防衛駐在官にも同
じような態度をとる大使もいる。要するに大使館の使用人扱いである。私は当初、これは外務
省の過去の怨念と考えていたが、最近は外務官僚の保身術と考えるようになった。外務官僚は
あまりにも軍事常識がないため、アメリカの外交政策を追随することしかできない。だから、
それを防衛サイドに見つかってはまずいと隠すのだ。ハワイで米韓と協議したことも、説明す
る外務官僚に、もし防衛庁側が「なぜ、どうして?」と質問すれば、何も答えられないと思
う。「アメリカがそういっていました」しか答えられないのだ。外務省に対する防衛サイドの不
信は、相当強いことを国民は知るべきだ。しかしそんな外務省の長年の態度に、文句ひとつ言
わずにヘイコラヘイコラしていた防衛庁や自衛隊もだらしない。小泉首相や田中外務大臣が消
えれば、また、防衛庁サイドは外務省にヘイコラヘイコラするのは間違いない。防衛庁も外務
省と同罪である。そんなことで「自衛官に誇りを持て」とは言えないだろう。