投稿者 長兵衛 日時 2001 年 5 月 01 日 21:02:49:
回答先: フリージャーナリストの場合、いっさいの取材が出来なくなってしまう 投稿者 無茶無茶やね 日時 2001 年 4 月 30 日 00:28:45:
と言えば、どんなにこの記事について鈍感で無関心な人もその主旨が理解できるのではないか、と思います。
「田中金脈」追求の火の手をあげたのが雑誌文芸春秋だったことはご存じかと(田中角栄周辺は、このスクープが載ることを知って、この月刊誌を全部買取ることでもみ消そうとまで考えたとの証言もあり<定期購読してる人や、公共図書館へ納入する分もあるだろうから現実的でないと判断し結局見送られたけど)。
また最近の例では、村上正邦(どこが「正しい邦」にするだよ)らがによるKSD疑惑も暴かれる端緒となったのは週刊朝日の調査報道によるところが大きかったのも記憶に新しいかと思います(載ってた当初は正直、半信半疑で「ほんとかな?」と思ってましたが)。
他にも、故小渕恵三のNTTドコモ株疑惑を報じた週刊現代、森喜朗の学生時代の買春逮捕歴を報じた噂の真相など政治・政治家個人がらみの疑惑事件を報じる端緒を作ったのが雑誌ジャーナリズムだった例は多々挙げられます。
記者クラブやTV局の許認可権で骨抜きにされたTVジャーナリズムや大新聞と勝手が違い、有効な統制手段を持たなかった権力中枢側が「スクープつぶし法案」をここで持出したのは必然的な流れがあるわけです。
このあたりの危険性、もっともっと多くの人に知らしめて早い内に法案の芽を摘まないと、やがてこの板のようなネット上の言論まで禁圧されるところまでエスカレートしかねないでしょう。