投稿者 踊る藁人形 日時 2001 年 4 月 30 日 23:40:12:
国民総背番号体制にの取材を続けている。電子政府の美名の陰でがんじがらめの監視社会が構築されれば、人間の自由も尊厳も失われるからだが、近頃は”敵”側から妙なラブコールを送られる場面が増えてきた。
「怖いんだよね」。「オレはもともと嫌だったんだ」。幾人もの高級官僚や、関係する審議会の有力メンバーに内心を打ち明けられた。「だから斉藤さん、頑張って書いてよ」と。
そりゃ無責任ってもんでしょ。わかっているならとっととやめろ、それほど保身が大切かい、と返したくなるのだが、彼らには彼らの理屈があった。
「だってみんな、おカミのドレイになりたいんでしょう」。
「一昨年の国会で改正住民基本台帳法が成立した時も、一般の人はだれも騒がなかったじゃない」。だったら役人は、国民の意思に逆らえないよ、と言う。
自己正当化もいいところだ。が、そう言いたくなる気持ちも分からないではない。私自身が時おり、似たような無気力感に襲われるからだ。
監視社会の恐怖を叫ぶ時、私は「そうならないように、みんなで自由と尊厳を守ろうよ」と呼びかける。だが実際は「そうか監視社会か。じゃあ今まで以上にだまっていよう」という反応ばかりを招いているような。
権力と闘うジャーナリストを気取りながら、私はその実、おカミの回し者とあまり変わらぬ存在なのか? 読者の皆さん、頼むから違うと言ってくれ。
[朝日4/30「eメール時評」より ジャーナリスト 斉藤貴男氏]
★「違う!」かもしれない。(藁
だって、クレジット会社や金融カードの情報化社会に洗脳された日本国民は、もはや1億総小学生なんだもン。理数教育だって、どんどんお粗末にさせられていく。ハイテクの仕組みなんて何もわからない、しかし器用に操作はできる。
自分から縁遠い物事なんか、深く考えられない考えようともしないから、本当に「占い」「食い物」「芸能」「お遊び浪費グッズ」ばっか。
黙示録の666植民地奴隷支配計画を、
この日本では一体誰が一方的に持ち出してきたのか。
誰が強引に推進させてきたというのか。
国家権力に影響力を行使できる立場にあって、愚かな国民大衆をプライバシー徹底破壊に徐々に馴化させ、丸裸の情報奴隷化を言いくるめる推進者は、誰なのか?
国家権力の場に居合わせながら、自分たち自身の情報奴隷化に対する批判の意を誰も言い出さない人たちってのは、やはり無責任体制でしかないのではないか?
のみならず、情報奴隷化社会の実像に関する忌憚なき正確な関連情報提供や、プライバシー破壊についての世論動向の把握を、マスコミはマジメに取り組んできたのだろうか?
クレジットカードもそうだが、IC式公衆電話カードなんて、
もうウカツに使えないね。いちいちICがくっついた知能カードなんて、嫌だね!
携帯電話も、使いたくないね。
世間は至る処ビデオカメラだらけになり、電脳が個人のすべての画像や音声、経済取引、ガス電気水道自動車鉄道利用状況、視聴番組/インターネット閲覧情報、個人の「思考出力」などをリアルタイムで追跡して、
世界の、とある獣の像に一極集中して永久保存させられるようになる…。
技術的にはもう充分に目途がついたはず。