投稿者 マジっすか!? 日時 2001 年 4 月 04 日 16:25:45:
ミールから新種の細菌5種類発見 岐阜大教授ら発表
ロシアの宇宙ステーション「ミール」から新種の細菌が5種類見つかったと、岐阜大医
学部の江崎孝行教授らが、4日まで岡山市で開かれている日本細菌学会で発表した。もと
は地球上に存在していた菌とみられている。宇宙病を引き起こす恐れも考えられ、江崎教
授は「06年に完成する国際宇宙ステーションでの疾病対策が必要だ」と話している。
江崎教授らの研究チームが、宇宙開発事業団のプロジェクトの一環で、ロシアの研究者
が98年にミール内の5カ所から採取した水や空気を調べた。細菌を23株検出し、遺伝
子などを詳しく分析した結果、このうち5株が新種だった。それぞれ院内感染を起こす緑
のう菌やセパシア、黄色ブドウ球菌などに近く、弱い病原性があった。
ミールの機械室などはエアコンがなく、室温が50度以上から零下40度までの間で急
激に変化していた。地球上では他の菌に抑えられて知られることのなかった菌が、ミール
内に紛れ込んで宇宙に運ばれ、この過酷な環境で生き残り増殖した、とみられている。
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